中央競馬ニュース

【凱旋門賞】ディープに勝った男がディープ産駒で挑む!

 0   3   2,014
シェアする  x facebook LINEで送る
【凱旋門賞】ディープに勝った男がディープ産駒で挑む!

 【パリ2日=山口大輝】今年のジョッキークラブ賞(仏ダービー)を制したスタディオブマンは、アイルランド生まれのディープインパクト産駒。サンケイスポーツはその主戦、ステファン・パスキエ騎手(40)=フランス=を直撃した。2006年の凱旋門賞をレイルリンクで制したベテランは、かつて自身が打ち破ったディープインパクトの子で一発を狙っている。

 並み居る強豪を相手に、父の無念を晴らす。今年のジョッキークラブ賞(仏ダービー)勝ち馬はディープインパクト産駒のスタディオブマン。主戦を務めるパスキエ騎手が、凱旋門賞での強敵撃破に意欲を見せた。

 「日本のファンにとってもディープの子供が凱旋門賞を勝ったらうれしいことだと思うし、まだ日本馬は凱旋門賞を勝っていないけど、まずは日本馬の子供が勝てればいいね」

 くしくも、鞍上はディープインパクト凱旋門賞に挑戦した2006年にレイルリンクで初制覇。あれから12年がたち、今度はディープ産駒に騎乗して世界最高峰のレースに挑む。

 スタディオブマンは、母が日本でディープインパクトと交配された後、アイルランドで誕生した。昨年9月にデビュー戦を勝ち、3戦目のグレフュール賞で重賞初制覇。勢いそのままに続くジョッキークラブ賞も制し、同産駒の海外ダービー初勝利となった。

 2100メートルまでしか経験がなく、2400メートルは未知の領域。だが、パスキエ騎手は「父がディープインパクトだし、距離は全く問題ない」と言い切る。ギヨームドルナーノ賞3着、愛チャンピオンS5着と伸び悩み気味の現状。それでも、「まだ完成していない馬だけど、強い馬じゃないとダービーは勝てない。そこに関しては自信を持っているよ」と栄冠を譲るつもりはさらさらない。

 今年はスタディオブマンだけでなく、英2000ギニーをサクソンウォリアーが制覇。海外クラシック勝ち馬を2頭も出して、“世界のディープインパクト”になりつつある。

 「エネイブルもそうだし、シーオブクラスもヴァルトガイストも強いと思うけど、自分の馬の方が強いと思っているよ」

 近走の成績で人気は急落しているが、パスキエ騎手は力強い口ぶりで締めた。日本馬の悲願を今年はディープ産駒が打ち砕くか。

ステファン・パスキエ(Stephane Pasquier) 1978年1月17日生まれ、40歳。フランス出身。94年に母国でデビュー。06年の凱旋門賞ではレイルリンクでディープインパクト(3位入線後に失格)を破った。07年はGI5勝を含む185勝でリーディング。日本には4度来日して1勝。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (3)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る