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【オーバルスプリント】レース展望


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【オーバルスプリント】レース展望

 3連休の最終日となる24日(祝・月)に浦和競馬場で、第29回オーバルスプリント(交流GIII、3歳以上オープン、別定、ダート・左1400メートル)が行われる。秋のJBCスプリントを占う上でも目が離せない注目の一戦を展望したい。



 盛岡競馬場で行われた前走のクラスターC(交流GIII)で重賞初制覇を飾ったオウケンビリーヴ(栗東・安田隆行厩舎、牝5歳)が、交流重賞連勝を目指して浦和競馬場に初登場する。



 1200m戦だった前走からは1ハロンの距離延長となるが、僅差の2着だった2走前のスパーキングレディーCではマイルを克服しているだけに、問題なくこなせるとみる。斤量は1キロ増となるが、まだ他馬より軽い53キロだけに、ここも大きなチャンスだと言っていいのではないか。

 中央でダート1400mのオープン特別を3勝しており、重賞でも17年サマーチャンピオン(交流GIII)、そして前走のプロキオンS(GIII)で3着に善戦しているウインムート(栗東・加用正厩舎、牡5歳)は、南関東を知り尽くす名手・内田博幸騎手騎乗で待望の重賞初制覇を狙う。



 ダート路線を使うようになってからは一貫して1400m戦を選択しているように、この距離はまさにベストな舞台といえる。好位からでも安定して力を発揮できるようになっていることからも、大崩れは考えにくい。



 1分20秒3という圧巻のレコード決着だったプロキオンSで騎乗した和田竜二騎手も「ペースは速くても、形はベストでした。止まってはいませんが…。こちらも重賞級だと思いますけど、きょうは勝ち馬が強すぎました」と語っているだけに、相手が楽になる今回は期待できるのではないか。



 芝重賞2勝を挙げており、今年に入ってダートの交流重賞でも東京スプリント(交流GIII)3着、クラスターC(交流GIII)2着と善戦しているネロ(栗東・森秀行厩舎、牡7歳)は、久々のコンビとなる戸崎圭太騎手が騎乗する。



 ここ数戦と比べると相手は楽になった印象で、上位人気の支持を集めるのは間違いなさそうだが、今回は一にも二にも1400mの距離を克服できるのかが大きなカギとなりそう。



 ここまでの勝利は全て1000~1200m戦で挙げたもので、1400~1600mに延びると2歳時に芝1400mの500万特別で3着したのが最高成績。3走前には今回と同舞台の浦和・ダート1400mのさきたま杯で勝ち馬から2秒2離されて11頭立ての8着に大敗しているだけに、今回も苦戦する可能性はありそうだ。

 全6勝をダート1400m戦で挙げており、3走前には中央でオープン特別・すばるSを制している実績もあるドライヴナイト(栗東・奥村豊厩舎、牡5歳)が、初となる地方遠征で13着に大敗したプロキオンSからの巻き返しを目指す。



 初重賞挑戦だった前走は、浜中俊騎手が「重賞で時計も速かったですね。これをいい経験にしてくれれば」と語っているように完敗の形だが、元々夏場に結果を出していなかったことや、ハイペースで好走時よりポジションが後ろになったことを考えれば仕方のないところ。



 地方の馬場への適性は未知数だが、前走と比べるとペースが緩むのは確実で、本来の先行策が取れそう。すべてがかみ合えば、一変の可能性もあるのではないだろうか。



 JRAから参戦する4頭を迎え撃つ南関勢は7頭が出走する。同舞台のさきたま杯(交流GIII)で3着に善戦したアンサンブルライフや、レジェンド・的場文男騎手が騎乗するスアデラに期待が集まりそうだが、同舞台の前走で2着馬に2秒5の大差をつける大楽勝を果たしたノブワイルド(浦和・小久保智厩舎、牡6歳)も注目したい一頭だ。



 その前走はA2B1クラスの特別戦だっただけに、今回は一気に相手が強化される形になるが、楽な手応えのまま逃げ切って1分27秒0(重)で走破しているだけに、もうひと押しで1分26秒台へのさらなる時計短縮が叶うようなら通用していい。



 最内枠を引いた的場文男騎手騎乗のスアデラが先手を主張する可能性は高いが、スムーズに先行できるようなら見せ場を作ることができるのではないか。

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