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4回中山および土曜日の中山芝のレース結果、近年のオールカマーの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
週中の雨の影響で、土曜日の芝コースは終日やや重発表での開催となった。馬場の重さが影響したのか、平場では内で競馬を進めた馬が伸びあぐねて、差しが間に合うシーンが目についた。だが、馬場の回復が進むにつれて、内めを通る馬の好走例が増加。芝1200mで行われたメインレースは厳しい流れにもかかわらず、逃げ→1枠&好位追走のワンツー決着。芝2000mの最終レースは、1~3枠で上位を独占している。
日曜日の降水確率は20%に過ぎず、降雨の心配はあまりしなくてもよさそう。従って、土曜日の特別以降の傾向を踏襲する可能性は高い。ただでさえ、B→Cコース替わりの週。加えて、この時期の中山芝コースは開催が進めば進むほど、内めの馬場が踏み固められるので、芝部分の劣化と反比例して時計が速くなる傾向が強い。確たる理由でもなければ、内めを先んじて通る(通りそうな)馬、あるいは内めの枠を優先してチョイスするべきだろう。
血統面については、4回中山1~2週および土曜日の芝1600m以上の結果を見直すと、ステイゴールド産駒(直仔種牡馬の産駒を含む)やハーツクライ産駒を中心とした持続力型のサンデーサイレンス系が好調。父あるいは母父にキングマンボ系種牡馬やロベルト系種牡馬を持つ馬の上位進出も多い。ナスルーラ系種牡馬の好走例も多いが、そのほとんどは力を要する馬場、あるいは道悪競馬によるもの。馬場が軽い場合は、ミスプロ系とサンデーサイレンス系が攻勢を強めてくることを頭に入れておいたほうがいい。
また、近年の中山開催におけるオールカマーを検証すると、父方ではサンデーサイレンス系の主流どころが堅調。なかでも、母父にパワー型の種牡馬を配した馬が毎年のように上位を賑わせている。ほかでは、父ロベルト系の奮闘も目立つ。いずれにせよ、キレよりも長くいい脚を使えるタイプが幅を利かせているとみて間違いない。
まとめると、父方に持続力型のサンデーサイレンス系を持つ馬、ならびにキングマンボ系種牡馬またはロベルト系種牡馬を父あるいは母父に持つ馬が狙い目になりそう。先述した馬場傾向を合わせて考えると、血統要件を満たしている内枠の馬に軸足を寄せたほうがよさそうだ。
今回のオールカマーの出走馬で該当する馬は、②ダンビュライト、③ガンコ。当欄では、これら2頭を狙いどころとして推奨したい。
ウマニティ重賞攻略チーム
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