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【ヴィクトリアM】断然ブエナ!迷いなし


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【ヴィクトリアM】断然ブエナ!迷いなし

 《本紙の狙い》ブエナビスタを本命に推す。有馬記念(2着)以降は牡馬の一線級に勝負を挑み、好結果を残してきた。京都記念ではジャガーメイル(天皇賞・春制覇)を破り、世界の強豪が揃ったドバイシーマクラシックは小差の2着。勝ったダーレミに劣らないレース内容だった。古馬になって、その強さはさらに磨きがかかった。牝馬同士ならば、断然の存在と言っていい。帰国後の調整もスムーズに運び、追い切りの動きも合格点。臨戦態勢に不安はない。今のブエナにとって、マイルは少し忙しいが、広くて直線の長い東京コースならば、心配はいらない。レッドディザイアが相手の筆頭。ドバイ遠征の疲れも癒えて、調子が上がってきた。

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 ドバイから帰国初戦となる昨年の最優秀3歳牝馬ブエナビスタは坂路で4ハロン64秒8。ラスト1ハロンは14秒8と脚を伸ばして軽快な動きを見せた。松田博調教師は「元気だし順調。力は出せる状態だ」と海外遠征の反動を感じさせないデキに満足そうな表情を見せた。枠順が〔6〕枠(11)番に決まると、「欲を言えば偶数が良かったけど、東京のマイル戦ならどこでもいい」と気にする様子もない。帰国初戦でのGI勝利に視界は良好のようだ。

 〔2〕枠(3)番ラドラーダは坂路で2本目に4ハロン57秒7-42秒5-14秒6をマーク。素軽い動きで、デキの良さがうかがえる。「具合は非常にいいね。休み明けを叩いた上積みもある」と藤沢和調教師は満面の笑み。枠番抽選の一報を聞いて「枠を気にするタイプじゃないけれど、ダンスと同じような内枠か。いいね」とトレーナーは厩舎の先輩で初代女王ダンスインザムード(06年〔1〕枠(1)番で優勝)に並ぶ活躍を期待している。

 ドバイワールドC11着以来のレッドディザイアは角馬場でじっくり調整。ゆったりとした雰囲気で体に柔らかみもあり、歩様も滑らかだ。枠順は〔8〕枠(17)番を引いた。「体はいつもの(レース前の)感じです。前走もしっかりと調教を積んで状態は良かったと思いますが、長く滞在していたのでいろいろな面で(ストレスが)たまっていたのかも。よくカイバを食べているので、追い切っても体が減らないですね」と松永幹調教師は笑顔。「スタートしてしばらく直線ですし、どうしてもハナに行きたい馬でなければ、枠はどこでもいいと思いますから」。決まった枠から力を出し切るだけだ。

 前走の中山スプリングプレミアムを強烈な末脚で差し切り、復活を印象づけた〔4〕枠(7)番ミクロコスモスは坂路4ハロン61秒9-44秒5-14秒4。スピードに乗る時の反応の良さはさすがと思わせる動きだった。清山調教助手は「強い2頭には胸を借りる立場だけど、出るからには勝つつもりで調教してきました。精神的に落ち着きが出てきた今だったら、枠も与えられたところで、しっかりと競馬ができるはず」と同世代の2強を強烈に意識していた。

 (18)プロヴィナージュは角馬場でじっくり体をほぐして調整を終えた。「前走よりも、さらにいいデキでレースに送り出せるよ」と小島茂調教師は手応え十分の様子。枠番抽選には、池田調教助手が参加。「トレーナーに内枠を引いてこいと命じられました」と言いながら、引いたのは大外〔8〕枠(18)番。池田助手は困った表情を浮かべたが、気を取り直して「枠にとらわれず、ここで頑張りたい」と前向きに語った。

 福島牝馬S2着ブラボーデイジーが坂路4ハロン61秒7、ラスト1ハロン13秒1で軽快に駆け上がった。「水曜の時計(4ハロン55秒2)が少し遅かったので、やっておいてくれとの(音無)先生の指示。最後はちょっと気合をつけました。いい感じでしたね。今までにない素軽さだったし、いい意味でピリッとしてきて、反応も良かったです」と北村友騎手は好感触。〔6〕枠(12)番には「普通にゲートを出るし、二の脚も速い馬。極端な外でなければ大丈夫です」。昨年はウオッカの2着だったが、今年は2強を相手に上位進出を目指す。

 福島牝馬S3着の(4)ウェディングフジコは、角馬場でじっくり脚を慣らしてから坂路を軽く2本駆け上がった。「いい落ち着きが出てきた。追い切り後も順調にきている」と戸田調教師はデキに太鼓判を押す。(4)番枠については、「いいところを引いた。あとはこの馬のレースをするだけだね」とトレーナー。吉田隼騎手も「いい枠。これなら、いつも通りの競馬で先行力を生かせる。馬のリズムを崩さず運びたい」と好勝負を誓った。

 〔1〕枠(2)番ヒカルアマランサスの池江郎調教師は「内が欲しいと思っていたし、偶数枠。いい枠をもらったね」と笑顔が弾けた。角馬場でじっくりと乗り込んだ後、坂路で4ハロン59秒6-43秒7-13秒8。ラストはシャープな伸びを見せて、絶好の状態が整ったとみていい。木曜の計量では470キロ。前走で456キロと減っていた体も回復した。「体に余裕が出て、460キロ台で出走できそう。体調は大丈夫だね。何もかも希望通りに行っているので、いい結果を出したい」と好勝負に意欲満々だ。

 サンスポ杯阪神牝馬S4着のブロードストリートは〔5〕枠(9)番。「ここならばいいんじゃないか」と藤原英調教師は納得の表情を見せた。金曜は角馬場で調整。落ち着きがあり、気配は上々だ。「(水曜の計量で)460キロだから、450キロ台では出走できそう。いい状態だし、条件も前2走よりもいい。これまでも2頭に食らいつく競馬をしてきたし、そういう状態にもあるから」と藤原英師。ローズSレッドディザイアを破り、秋華賞ではブエナビスタから不利を受けながら追い込んで3位入線→2着の実力馬。今度はGIでの2強逆転を見据えている。

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