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【札幌記念】連覇確信!アンプルール、反応鋭く12秒5


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【札幌記念】連覇確信!アンプルール、反応鋭く12秒5

 サマー2000シリーズ第4戦の札幌記念の追い切りが15日、札幌と函館の両競馬場で行われた。昨年の覇者サクラアンプルールは函館で抜群の手応えで鋭く伸び、連覇へ態勢を整えた。調教評価で最上級の『S』となったのはマイスタイル。札幌の芝コースで好時計をマークして、重賞初制覇に意欲をみせた。

 重く湿ったウッドチップをものともせずに軽やかな動きをみせた。連覇を目指すサクラアンプルールが、函館Wコースでシャープな伸びを披露。手綱を取った池上助手が納得の表情で切り出した。

 「前走より息遣いはよくなっています。変わらず順調という感じです」

 ダートコースでのウオーミングアップをへて、Wコースへ。前半は淡々としたペースで、先導する僚馬のエンドゾーンダンス(3歳未勝利)をリズムよく追走する。パートナーに4コーナーで一瞬にして並びかけると、楽な手応えでラスト1ハロン12秒5で馬体を併せてフィニッシュ。5ハロン70秒0と全体時計こそ目立ったものではないが、鋭い反応や抜群の切れ味で状態の良さを示すには十分だった。

 昨年の札幌記念は、函館記念9着から巻き返してのV。同助手は「あのときは、函館記念の前まで全くカイバを食べてくれずに困っていた。ようやく札幌記念までの中間で食べてくれるようになって仕上がった」と振り返る。今年は函館記念2着からの臨戦と昨年よりも順調にきたのは明らかで「今年はずっとカイバを食べてくれているから調整も楽」と目を細める。

 昨年のこのレースを含め、重賞で3着以内に入ったのは、札幌、函館、中山競馬場と小回りコース。池上助手は「ピッチ走法だから、コーナーを加速しながら回れる」と分析。実績通り、コーナー4つの札幌芝2000メートルはベストの条件といえるだろう。

 GI馬を含む多くの実績馬は休み明け。昨年の覇者が、前年を上回る順調さで、連覇を狙う。 (山口大輝)

札幌記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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