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【関屋記念】取捨即断!血統アナリシス


ウマニティ


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日曜日に行われる関屋記念の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。





ベルキャニオン
サンデーサイレンス系×パワー型ノーザンダンサー系の組み合わせは当レースと好相性。カミノタサハラをはじめ、ボレアス、マウントシャスタなど、本馬の全兄姉がセカンドクラスの重賞で活躍している点も好感が持てる。ただし、全兄姉の重賞における良績はすべて3歳時。その点を踏まえると、7歳の本馬はピークを過ぎている感が強く、積極的には手を出しづらい。

フロンティア
関屋記念は瞬発力よりも持続力が重視される舞台。ゆえに、ダイワメジャー×トニービンという、スピードとパワーが強調された配合は好感が持てる。ただし、持続力と持久力に長けているぶん、速い上がりの決め手勝負になると苦しい印象。血の良さを活かすためには、上がりのかかる展開あるいは、時計を要する競馬になってほしいところ。

スターオブペルシャ
現役時にマイルG1で3勝を挙げたトップマイラーのダイワメジャーに、伊G1勝ち馬の母を掛け合わせた良血馬。関屋記念におけるダイワメジャー産駒の成績はイマイチだが、古くは父自身が当レースで2着入線しているように、タフな競馬になれば血の良さを引き出す可能性もある。侮れない1頭と言えよう。

エイシンティンクル
サンデーサイレンス系×スピード型ノーザンダンサー系の配合馬は当レースと好相性。父ディープインパクトの産駒が当該コースで及第点の成績を残していることも好感が持てる。半面、母母父であるカロ(グレイソヴリン系)の血が濃く反映されているせいか、速い上がりを求められる競馬ではひと押しを欠く。血の特長を活かすためには自身が先行するか、上がりを要する消耗戦がベターとなる。

ショウナンアンセム
ジャングルポケット×クロフネという、スタミナとパワーに偏りがちな組み合わせ。ゆえに極端なスピード勝負になった時の不安は残る。一方で、関屋記念は道中のラップが緩まないケースが多く、一定以上のスタミナを求められるのも事実。その点を鑑みると、キャラクター的には傾向と合致するので、軽視は禁物の存在と言えよう。

リライアブルエース
サンデーサイレンス系×米国型ノーザンダンサー系の組み合わせは、2017年の2着馬ウインガニオンと同様。東京芝1400m→中京芝1600mを経由している点も相似する。ただし、ウインガニオンの母系よりも本馬の母系のほうが少しパワー色が濃いぶん、力を要する中京→軽い新潟へのコース替わりがプラスとは言い切れない。ゆえにパワー勝負になった際の、連下候補までが妥当ではないか。

ジョーストリクトリ
サンデーサイレンス系×リファール系の配合自体は悪くない。しかし、父サンデーサイレンス系の当レースにおける好走例は、現役時に芝2000m以上のG1を勝った馬の産駒が大勢を占め、ジョーカプチーノを父に持つ本馬は傾向からズレる印象。今回の舞台で上位争いに加わるためには、馬場や展開など何らかの助けが欲しい。

ロードクエスト
キレ味よりも長く良い脚を使える馬が幅を利かせやすい関屋記念。ゆえに、持続力が身上のマツリダゴッホを父に持つ点は好材料。当レースで相性の良いパワー型ノーザンダンサー系を母父に配しているのも悪くない。ただし、速い上がりの競馬では後れをとりやすい配合であることも事実。そのあたりについては注意を払いたい。

チェッキーノ
キングカメハメハ×サンデーサイレンスという、芝の主流血統同士の組み合わせ。だが、関屋記念では同配合の好走馬が皆無の案外な結果。強調できる点を挙げるとすれば、2回新潟開催で父キングマンボ系が攻勢を強めているところ。父系の特長である身体能力の高さを引き出すことができれば、上位に食い込む可能性はある。

ワントゥワン
ディープインパクト×ノーザンダンサー系の組み合わせは、当該コースおよび関屋記念における好走配合のひとつ。母父ファルブラヴはブルードメアサイアーとして、2013年の新潟2歳S勝ち馬ハープスターを送り出しており、コース適性についても申し分ない。近走の成績はさておき、少なくとも血統面で見劣るようなところはなく、浮上あっても何ら驚けない1頭だ。

チャンピオンルパン
父は持続力に長けたハーツクライ、母父はスピード型のウォーニングという、互いの弱みを補完した配合が特長の本馬。半面、突出した要素に欠けるのも事実で、どうしても最後のひと押しが利かない。根幹距離の重賞となればなおさらで、今回は厳しい戦いを強いられるのではないだろうか。

プリモシーン
父は当舞台で相性の良いディープインパクト。母は豪G1を4勝した女傑で、近親には一流どころがズラリと並ぶ。スピードとパワーだけでなく、底力をも兼ね備えた名牝系だ。ディープインパクト×ダンチヒ系の配合に加え、ノーザンダンサーの多重クロスを内包している点は、2012年の勝ち馬ドナウブルーを想起させる。血統的な潜在適性だけなら、メンバー屈指と言えるのではないだろうか。

ウインガニオン
サンデーサイレンス系とダンチヒ系の組み合わせは、関屋記念における活躍配合のひとつ。本馬自身も昨年2着に入線しているように、高い適性を有していることは間違いない。ただし、在来牝系の血を受け継ぐ母方の特長が強く出ているためか、速い上がりの瞬発力勝負はイマイチ。血の良さを活かすためには、上がりを要する競馬、あるいは自身から早めに仕掛けて持続質勝負に持ち込みたい。

ヤングマンパワー
父は当レースと相性の良いスピードとパワーを兼備したノーザンダンサー系。もとより本馬自身、2015年に9番人気の低評価を覆して3着入線、2016年には制しているのだから、高い舞台適性を持っていることは疑いようがない。不安点を挙げるならば、加齢による衰え。つまり、相手関係ウンヌンではなく自分自身に勝てるかどうかがポイントになる。

ロッカフラベイビー
キングカメハメハ×グレイソヴリン系の配合馬らしく、息の長い末脚が持ち味。半面、スピードの持続力とパワーが強調されているぶん、速い上がりの決め脚勝負では後塵を拝すケースが多くなる。持ち味を引き出すためには、上がりを要する馬場、あるいは展開が望ましい。



ウマニティ重賞攻略チーム

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