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天皇賞馬・バブルガムフェローが肺炎のため死亡

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天皇賞馬・バブルガムフェローが肺炎のため死亡

 日本中央競馬会(JRA)は27日、1996年の天皇賞・秋を制するなどGI2勝を挙げ種牡馬としても活躍したバブルガムフェロー(牡・17歳)が26日に肺炎のため北海道沙流郡日高町のブリーダーズスタリオンステーションで死亡したと発表した。

 バブルガムフェローは95年10月にデビュー。初戦の新馬戦は3着に敗れたが2戦目で勝ち上がった。続く府中3歳Sも勝利すると朝日杯3歳S(現朝日杯FS)も快勝し、GI制覇を飾った。春初戦のスプリングSも勝利し、クラシックの中心的な存在になるはずだったが皐月賞前に骨折が判明し皐月賞日本ダービーに出走することはできなかった。

 秋に復帰を果たし初戦の毎日王冠では古馬に混じり3着と健闘。距離適正を考慮し、クラシック最終戦の菊花賞を回避し挑戦した天皇賞・秋で蛯名正義騎手を背に4歳馬としては史上初の優勝を飾った。その後は97年の鳴尾記念(GII)と毎日王冠(GII)を勝利。連覇を狙った天皇賞・秋では1番人気に押されたがエアグルーヴに敗れ、続くジャパンCでは3着に。このレースで現役生活を終え引退、種牡馬入りした。

 引退後は03年より社台スタリオンステーションで繋養され、04年からはブリーダーズスタリオンステーションに移動していた。主な産駒には02年の名古屋GPを制したアッパレアッパレや09年の京成杯(GIII)を制したアーリーロブストなどをがいる。オーストラリアにもシャトル種牡馬として海を渡っており、活躍馬を出している。

 繋養先のサラブレッドブリーダーズクラブ・遠藤氏は「3月より熱発が続き、担当獣医師が治療にあたっておりましたが、症状が改善せず肺炎との診断を受けました。その後、種付け業務を完全休養し、治療に専念しておりました」と話し、「これまで同馬を応援して下さったたくさんのファンの方々、ご支援いただいた馬主はじめ関係各位にお礼申し上げます。同馬の冥福を心よりお祈りいたします」とコメントを発表した。

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