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【小倉記念】トリオンフ史上4頭目の小倉中距離2冠だ!
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サマー2000シリーズ第3戦・小倉記念が、今週末に小倉競馬場で行われる。1番人気が12連敗中と難解なハンデ重賞だが、注目は今年の小倉大賞典勝ち馬のトリオンフだ。勝てば、史上4頭目となる同一年小倉中距離2冠を達成。秋への飛躍を誓うためにも、2つ目のタイトルを奪取したい。
得意の舞台へ向けて、意気が上がる。今春に芝1800メートルの小倉大賞典を制したトリオンフが、同一年の小倉中距離2冠に挑む。全休日明けの7月31日、阿南厩務員が好気配を伝えた。
「順調にきているよ。毛ヅヤもよくて、カイ食いもいい。夏場のほうがいいんじゃないかな」
昨夏から好位で運ぶ競馬が板につき、成績が安定。自己条件を連勝して臨んだ今年2月の小倉大賞典は、先団を追走し直線で早め先頭。最後は流しながらも、2着馬に2馬身半差をつける快勝で重賞初制覇を飾った。前走の鳴尾記念はレコード決着の中、0秒1差の2着。小倉記念にも出走予定の勝ち馬ストロングタイタンとは内外の差もあり、決して力負けではない。
昨年2月のこぶし賞(7着)の後に去勢。イレ込みがマシになり、レースで力を発揮できるようになった。今は、勝負どころのズブさも解消しており、小倉も3戦2勝2着1回と連対率100%をマーク。先行力を生かせる小回りは、文句ない舞台設定だ。
「チャカチャカした部分もあったけど、いくらかは大人になった。今は自分から勝負どころで動くのを分かっている」と世話役は愛馬の成長ぶりに目を細める。
同一年に小倉大賞典&小倉記念制覇となれば、2005年に小倉3冠(ほか北九州記念、当時は1800メートル)を達成したメイショウカイドウ以来、史上4頭目の快挙。今回はトップハンデタイの57キロを背負うが、カイドウの主戦を務めた武豊騎手と新コンビで、小倉2冠に挑む。「豊君もこの馬のレースぶりを見て、分かってくれていると思う。(ハンデ)57キロはいつも背負っているから気にしていない。あとは他馬との斤量差だけだね」と阿南厩務員は期待を寄せる。
サマー2000シリーズよりも、陣営が見据えるのは秋の大舞台。そのためにも、ここでしっかりと賞金を加算しておきたいところだ。 (長田良三)
★小倉記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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