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関東圏は福島から新潟に舞台が移り、9月2日まで開催が行われる。開幕週の日曜メインはサマースプリントシリーズ(全6戦)の3戦目で、新潟名物の芝直線・1000メートル戦のアイビスサマーダッシュ(29日、GIII)。千直は外枠有利といわれる通り、このレースも例外ではない。過去10年の連対馬20頭の枠番を見ると、〔8〕枠が8連対と活躍している。27日に確定する枠順をチェックしたうえで馬券を買いたい。
レジーナフォルテ(美浦・佐藤吉勝厩舎、牝4歳)は昨年の3着馬。初勝利もこの舞台だったように、適性はピカイチだ。2走前の千直・韋駄天Sは12着と振るわなかったが、16頭中の(4)番と内枠の影響もたぶんにあったようだ。準オープンへの降級初戦となった前走のテレビユー福島賞をあっさり勝って再昇級。「夏負けもなくいい状態だし、以前よりも短距離馬らしくしっかりした体になってきた」と佐藤吉勝調教師は重賞初Vへ意欲を見せている。【4・0・1・4】と相性抜群の杉原誠人騎手にとっても、デビュー8年目で重賞初制覇がかかる一戦。外枠に入れば、勝利の可能性は高くなる。
ラブカンプー(栗東・森田直行厩舎、牝3歳)は前走の葵Sで2着。今回は未経験の千直で初の年長馬相手となるが、前述のレジーナフォルテが3歳時に好走したように、51キロの軽量なら上位食い込みは可能だろう。中間は無理せず、バーデンバーデンCを自重して、しっかりと間隔をあけて調整してきた。余裕あるローテーションもプラスに作用しそうだ。さらに今回の鞍上は減量が必要な51キロを承知で騎乗依頼を受けたミルコ・デムーロ騎手。夏の新潟千直では過去5年で9戦5勝と相性が良く、2015&16年にベルカントで連覇している名手の手綱さばきが興味深い。
同厩のダイメイプリンセス(牝5歳)は、3走前の駿風S(1600万下)、2走前の韋駄天S(OP)と千直を連勝。前走のCBC賞は9着に敗れたが、スタート直後に挟まれる不利があったので参考外だ。ここへのひと叩きだと思えば、何の問題もない。実績以上に適性が重視されるレースでもあり、チャンスは十分だろう。
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