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【七夕賞】取捨即断!血統アナリシス

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日曜日に行われる七夕賞の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。


プラチナムバレット
半姉は幅広い距離で活躍中のスマートレイアー。ただし、本馬は父がマンハッタンカフェのぶん、パワーとスタミナが強調されているため、少し条件の融通が利かない仕様となっている。ゆえに、どちらかと言えば、小回りよりも広いコースのほうがベター。今回の舞台で上位進出するためには、父由来のしぶとさを活かせる展開が欲しい。

キンショーユキヒメ
父は持久力とパワーに優れたメイショウサムソン。牝系もややパワー型とスタミナ型に偏りがちで、力を要する芝中距離がベスト。その観点で鑑みると、パワー勝負になりがちな、福島芝2000mは悪くない。ただし、速い上がりの決め手勝負ではひと押しを欠く。勝ち負け争いに加わるには、適度に上がりを要する展開が望ましい。

マイネルフロスト
ブラックタイドは、七夕賞で好パフォーマンスを見せているディープインパクトの全兄。サンデーサイレンス系×ロベルト系の配合も近年の当レースで上位をしばしば賑わせている。そもそも本馬自身、昨年2着に食い込んでいるのだから、舞台適性の高さは疑いようがない。不安点を挙げるならば、加齢に伴う衰え。つまり、相手関係よりも自分自身との戦いが焦点になる。


メドウラーク
ロベルト系×ヴァイスリージェント系という、ややパワーに偏りがちな配合。ゆえに、エンジンのかかりが遅くなりがちで、高速決着あるいは、速い上がりの瞬発力勝負に対応するための軽さに欠ける。そのあたりを踏まえると、スタミナを求められるタフな馬場、もしくは体力を活かせる消耗戦が好走の必須条件となろう。

マイネルサージュ
ダンチヒ系×サンデーサイレンス系の組み合わせは、当レースにおける好走配合のひとつ。本馬自身も当舞台の勝利経験があるように、高いコース適性を持ち合わせていることは間違いない。ただし、欧州色の濃いハービンジャーを父に持つため、速い上がりの競馬では、どうしても最後の詰めが甘くなる。よって、適度に上がりを要する展開がベストだろう。

サーブルオール
父はスピードの持続力に長けたハービンジャー。母父は当レースで好相性の持続力型サンデーサイレンス系、母母父は機動力に優れたマキャベリアンと、額面上の舞台適性については文句なし。ただし、欧州系の血が濃く反映されているため、速い上がりの競馬、あるいは高速決着になると詰めが甘くなる可能性もある。その点については注意を払いたい。

ワンブレスアウェイ
父は持続力と機動力がウリのステイゴールド。その父にパワー&スピード型のストームキャットの肌馬を掛け合わることで、持続力がより強調されている。ゆえに、広いコースの決め手比べよりも小回りの我慢比べのほうがベター。そのあたりを勘案すると、福島芝2000mの舞台は決して悪くない。

パワーポケット
先週の福島開催で活躍が顕著だったグレイソヴリン系を母父に持つところは悪くないのだが、キングマンボを経由しない父ミスプロ系の七夕賞における成績が芳しくない点は気がかり。当レースの重要血脈であるサンデーサイレンスを内包していない点もマイナス材料。今回の舞台は適性外と言わざるを得ない。

バーディーイーグル
父ロベルト系の系統そのものは相性がいいのだが、経年劣化もあってか、ブライアンズタイム産駒の当舞台における成績は下降線の一途。また、馬力型の血脈で固められているため、速い時計を求められるとイマイチ。相手強化の重賞で上位争いに加わるには馬場悪化など、多くの馬が苦にするような状況にならないと厳しい。

レイホーロマンス
ダンチヒ系×サンデーサイレンス系という、七夕賞の好走血統同士の組み合わせ。ただし、スタミナ&パワー色の濃い牝系ゆえに、瞬発力を求められる競馬ではひと押しを欠く。血の良さを活かすためには、上がりを要する競馬になるか、あるいは早めに仕掛けて持続質の競馬に持ち込むことが不可欠となる。

マイネルミラノ
母父のダンチヒ系、母母父のロベルト系はともに当レースの好走血脈。福島芝2000mはキレよりも持続力を要求される舞台であることを鑑みると、スピードの持続力とスタミナを持ち味とするステイゴールドを父に持つことも悪くない。ただし、欧州系の血が強く反映されているためなのか、瞬発力を求められると足りない印象。長所を活かせる持続質勝負になれば、といったところか。


シルクドリーマー
父系であるロベルト系の当舞台における相性は決して悪くはない一方、本馬の父であるタニノギムレットの産駒は直線の長いコースを得意とするタイプが大勢を占める。ゆえに、この舞台で劇的にパフォーマンスを上げてくることは考えづらい。上位に食い込むためには、馬場や展開など、なんらかの助けが欲しいところ。



ウマニティ重賞攻略チーム

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