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【ラジNIK賞】テッコン、松山“闘魂”注入

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【ラジNIK賞】テッコン、松山“闘魂”注入

 福島開幕週のメイン、ラジオNIKKEI賞(7月1日、GIII、芝1800メートル)の木曜追いが栗東トレセンで行われ、前走の白百合Sを制して3勝目を挙げたメイショウテッコンが僚馬マイハートビートに1/2馬身先着。サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』となった。陣営は開幕週の馬場を味方につけての逃げ切り勝ちを期待している。

 オープン初勝利の余勢を駆って再度、重賞の舞台へ殴り込む。メンバー唯一の3勝馬メイショウテッコンが、松山騎手を背にCWコースの併せ馬で抜群のフットワークを披露。動きを見届けた高橋忠調教師は納得の表情で切り出した。

 「半マイルからサッとやりました。ある程度の反応を見たかったんですが、いい追い切りができました」

 同じレースに出走する僚馬マイハートビートを追いかける形でスタート。リズム良く徐々にペースアップし、直線に入ると内に進路を切り替える。鞍上のゴーサインに応えてみるみる差を縮めると、最後は半馬身前へ出て、ゴールを駆け抜けた。4ハロン51秒2、ラスト1ハロン11秒7の好時計でサンケイスポーツ調教評価は最上級の『S』。またがった松山騎手も「落ち着きもありましたし、動きは良かった」と好感触だ。

 今年に入り、着実な成長カーブを描いている。担当の普天間助手は「ゲート裏で気負うところを見せたり、調教でもコースに入る前に嫌がるそぶりをしたり、幼い面を見せていましたが、今はそれがありません」と精神面での成長を実感。さらに「体がパンとしてきましたね。触っていても、いい雰囲気を感じます」と肉体面の進化も伝えた。トレーナーは「まだ発展途上」と話すが、4走前に制した梅花賞の2着馬エタリオウが、青葉賞2着、ダービーでも4着に健闘。同3着のサトノワルキューレはサンケイスポーツ賞フローラSを制した。世代トップクラス相手に逃げ切った先行力は、だてじゃない。

 「秋を見据える意味でも判断材料になる一戦。斤量(56キロ)は背負い慣れているし、気にはしていない。もまれると良くないので、自分の形で競馬ができれば」と高橋忠調教師は力を込めた。実りの秋に向けて、是が非でも欲しい重賞タイトル。マイペースの“みちのくひとり旅”で、出世街道を駆け上がる。 (長田良三)

★昨年は“行った行った”の決着

 26日付の「科学特捜隊」(夏の福島徹底分析)で触れているように、夏の福島では開催前半の逃げ馬が好成績。ラジオNIKKEI賞は昨年も“行った行った”の先行馬決着だった。小回り向きの先行力が不可欠だ。





★ラジオNIKKEI賞の出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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