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【宝塚記念】ミッキーロケットがクビ差しのいで初戴冠


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【宝塚記念】ミッキーロケットがクビ差しのいで初戴冠

 6月24日の阪神11Rで行われた第59回宝塚記念(3歳以上オープン、GI、芝2200メートル、定量、16頭立て、1着賞金=1億5000万円)は、和田竜二騎手騎乗の7番人気ミッキーロケット(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が接戦を制した。道中、好位を追走したミッキーロケットは4コーナー手前で逃げバテたサイモンラムセスをいなし、直線は最内を伸びてワーザーの追撃を抑えて、7度目のGI挑戦で初の戴冠となった。タイムは2分11秒6(稍重)。和田竜二騎手は17年ぶりのGI制覇(2001年天皇賞・春=テイエムオペラオー以来)。



 クビ差の2着はヒュー・ボウマン騎手の手綱で大外を追い込んだ香港馬のワーザー(10番人気)。さらに3馬身遅れた3着に中団から差を詰めたノーブルマーズ(12番人気)。ファン投票1位で1番人気に推されたサトノダイヤモンドは、中団追走から直線入り口では先頭をうかがう位置まで押し上げたが坂上からの伸びを欠いて6着に敗れた。

 宝塚記念を勝ったミッキーロケットは、父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラヴ、母の父ピヴォタルという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は野田みづき氏。通算成績は22戦5勝。重賞は2017年日経新春杯・GIIに次いで2勝目。宝塚記念は、音無秀孝調教師は初優勝、和田竜二騎手は2000年テイエムオペラオーに次ぐ2勝目。



 ◆和田竜二騎手(1着 ミッキーロケット)「馬場が乾いてくれたので絶対いいところを通ろうと思っていたし、スタートが良くて、いい位置をとれたのが心強かったです。前が流れてはいたけど、ロングスパートをかけようと思っていましたし、勝負どころだけついていけばあとは頑張ってくれる馬なんで。外(追い込んできたワーザー)は全然分からなかったけど、最後まで脚いろが変わらなかったんで、すごい馬だと思います」



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