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前年同週ならびに土曜日の函館芝のレース結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
週前半にまとまった雨が降ったにもかかわらず、開幕週ということもあってか、土曜日の芝および路盤の状態は良好。終日、内めを通る馬に有利な状況と化していた。芝1200mで行われたメインレース・HTB杯の勝ち時計は1分7秒9(前年1分7秒6)。かなり走りやすいコンディションであることは間違いない。
ただし、日曜日の天気は午後からぐずつく模様。内めで競馬を進める先行~差し優位の傾向が続く半面、降雨が早まるようであれば流れ次第で待機勢が台頭する可能性も考えられる。コース取りや枠順についても同様で、降雨の度合い次第では、外めを回りそうな馬に対するケアが必要になってくる。そのあたりには十分な配慮が必要だ。
函館スプリントステークスが行われる芝1200mについては、先行~好位差しが有利とみる。一方で、速い流れの展開を利した待機勢の大駆けがよく見られるのも当レースの特徴のひとつ。決め手のある馬に対する警戒は怠れない。
近年の函館スプリントステークスの好走馬を振り返ると、血統的にはミスプロ系種牡馬を父あるいは母父に持つ馬が優勢。なかでも、サンデーサイレンス系を併せ持つ馬の好走例が多い。ほかでは、パワー&スピード型のノーザンダンサー系やナスルーラ系を併せ持つ馬の奮闘も目立ち、条件を満たす馬には注意を払いたい。
一方、土曜日の芝1200mの結果を検証すると、父方ではパワーあるいはスピード型のサンデーサイレンス系の活躍が顕著。ほかでは、ミスプロ系種牡馬を父もしくは母父に持つ馬や母父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬の上位入線が目立つ。いずれにせよ、瞬発力よりもスピードの持続力に長けたタイプを優先したほうがいいだろう。
土曜日の結果、近年の当レースの傾向を合わせて考えると、パワー&スピードに優れた持続力型が優勢とみるべき。なかでも、ミスプロ系種牡馬を父あるいは母父に持ち、真ん中より内めの枠を引き当てた先行力のある馬が有利と言えるのではないだろうか。
今回の出走馬で該当馬は、①セイウンコウセイ、③ラインスピリット、⑧ワンスインナムーン。当欄では、これら3頭を狙いどころとして推奨したい。
ウマニティ重賞攻略チーム
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