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【安田記念】スワーヴリチャード2階級制覇だ
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春の東京GI5連戦ラストとなる「第68回安田記念」が、6月3日に行われる。様々なカテゴリーからGI馬7頭が集結。なかでも注目は大阪杯で初戴冠を飾ったスワーヴリチャードだ。“強力4歳世代”のダービー2着馬が、マイル初挑戦でも地力を示すか。
GI初制覇の勢いで、スワーヴリチャードがマイル界制圧へ乗り出す。
5頭のGI馬がそろった大阪杯。序盤こそ後方2番手も、ペースの緩んだ向正面で先頭まで進出して、直線も力強く押し切った。「(右回りで懸念された)手前を替えたし、負けないと思った」とM・デムーロ騎手。ハイレベル4歳世代のダービー2着馬が、圧巻のパフォーマンスを見せた。
一時は王道の宝塚記念を視野に入れたが、マイルの安田記念へ。意外な挑戦にも思えるが、庄野調教師が「能力や可能性など、いろいろなものを開花させてあげたい」と言うのも、ポテンシャルを信じているからこそ。もとより左回りはすべて重賞を走り【3・2・0・0】と得意。近2走で少し掛かる素振りを見せたことからも、距離短縮でさらに爆発して不思議ない。
調整も順調で、先週のCWコースでは6Fから追われてラスト1F11秒5。僚馬を3馬身突き放す貫禄の動きで、「思いどおりの調教ができた」と態勢は整いつつある。
ハーツクライ産駒は過去に1度だけジャスタウェイ(14年)が走って見事にV。続きたいリチャードも、「直線の長い東京は合う。現役屈指のマイラーたちに混じってどういう競馬ができるか楽しみ。挑戦者として頑張りたい」と意欲満々だ。大阪杯からわずか2カ月で、2階級制覇を成し遂げてしまいそうだ。(夕刊フジ)
★安田記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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