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【日本ダービー】ワグネリアン6955頭の頂点!平成最後の栄冠V


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【日本ダービー】ワグネリアン6955頭の頂点!平成最後の栄冠V

 第85回日本ダービー(27日、東京10R、GI、3歳オープン国際(指)、セン馬不可、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億円 =出走18頭)福永祐一騎乗の5番人気ワグネリアンが好位から直線で力強く抜け出してGI初勝利。平成最後のダービー馬に輝き、2015年生まれのサラブレッド6955頭の頂点に立った。福永騎手は19度目の挑戦で初制覇。友道調教師は16年のマカヒキに続く2勝目で、福永騎手の悲願達成に男泣きした。2着は4番人気の皐月賞エポカドーロ。1番人気のダノンプレミアムは6着に敗れ、5戦目で初の敗戦を喫した。

 府中の長い直線で末脚を発揮したワグネリアンが、平成最後の日本ダービー馬に輝いた。検量室前に引き揚げてきた福永騎手を抱きしめた友道調教師の目から、熱いものがあふれ出した。

 「20年以上の付き合いで、彼のダービージョッキーへの思いを知っていた。何とかうちの厩舎の力で彼をダービージョッキーにしたいと、ずっと思っていた」

 2016年のマカヒキに続く2年ぶり2度目のV。初制覇のときでさえ流さなかった涙が、なぜか止まらない…。

 「こんなに泣いたのは初めて。言葉ではうまく表現できないけど、また違う喜びです」

 (17)番枠に決まった瞬間は「目の前が真っ暗になった」が、レース前日に福永騎手と「(ゲートを)出していって位置を取り、内に入れていく」と確認。1コーナーで5、6番手の“ダービーポジション”を確保した。ゴール前は「ユーイチ!!」と絶叫。「勝負師としては優しすぎるところがあるけど、きょうは話していた通りに乗ってくれた」と成長した姿に目を細めた。

 1番人気に推された皐月賞は7着。馬のテンションを気にしすぎて、調教の負荷が軽すぎた。屈辱を糧に「悔いのないようにしっかり負荷をかけた。馬もよくこたえてくれた」。1年前の中京デビューから掲げた大目標を実現。「チームが本当によくやってくれた。ダービーは別格。来年以降もまた1つ2つ取りたい」と前を向いた。

 このまま福島県のノーザンファーム天栄に放牧に出て、夏は休養。秋以降は未定だが「マカヒキより(現時点での)完成度は全然低い。まだまだこれから成長する馬」と伸びしろの大きさは計り知れない。世代の頂点に立ったワグネリアンが、さらなる夢へ突き進んでいく。 (斉藤弘樹)

★27日東京10R「日本ダービー」の着順&払戻金はこちら

このニュースへのコメント

HELPRO|2018年6月1日 6:35 ナイス! (0)

ただの言葉のアヤなので些末な事だが、この何千頭の頂点という喩えは、年によっては牝馬に唱えられても良い気がする。
特に今年のアーモンドアイは牡馬に勝るとも劣らない逸材だけに、同世代の牡馬陣とのレースが余計に楽しみでならない感を覚えた。

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