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【東西現場記者走る】泰然自若アーモンド、二四も不安なし

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【東西現場記者走る】泰然自若アーモンド、二四も不安なし

 オークスの勝ち馬を探すGI連載『東西現場記者走る』は5日目。美浦トレセンで密着取材を続ける東京サンスポの板津雄志記者(38)は、桜花賞アーモンドアイに注目した。シンザン記念桜花賞のパフォーマンスには『次元が違う』の言葉がぴったり。ずば抜けた身体能力と何事にも動じない冷静さがあれば、2400メートルでも不安に思う必要はなさそうだ。

 あすの結論の前に、絶対に触れておかなければならないのがアーモンドアイだ。シンザン記念の勝ちっぷりに驚かされたが、桜花賞はさらに衝撃的な末脚。他馬より1秒以上も速い上がり3ハロン33秒2の数字はもちろんのこと、見るからにフォームの迫力が違った。

 その印象を国枝調教師にぶつけると、「まあ、確かに加速したときのフォームが目立つよな」と笑みを浮かべる。前肢、後肢とも可動域が大きいにもかかわらず、回転も速い。「体がすごく柔らかい」からなせる走り方なのだろう。

 身体能力だけでなく、折り合いに不安がない点もアーモンドアイの長所だ。GI当日のパドックでも、にぎやかな雰囲気に気を取られることなく、いつも通りのリズムで闊歩(かっぽ)。「女馬だけどどっしりしている。あまり気になるところがないんだ。だいたい、どの馬も『ここが心配』というところがあるものだけど、それが極めて少ない」とトレーナーは語る。

 その言葉どおり、金曜の角馬場→南Aコース→ゲートの駐立確認という流れでも全く気の悪さを見せることはなく、堂々としていた。この落ち着きがあれば、2400メートルは絶対能力の高さで対応できるはずだ。

 すでに『10年、20年に1頭の馬』という声も聞こえてくる存在。それを聞いた国枝師も否定はしない。

 「これから結果を残していけば、そう言われるような馬になるのかもしれない。ただ、トラブルがあったりすると“幻の○○”という風になってしまう。そういう意味でアパパネは立派だった。トライアルは負けても本番は勝つのだから」

 アーモンドアイはキャリア4戦にして、GI5勝の3冠牝馬と比肩するレベル。「無事にひとつひとついくことが大事」という自然体なトレーナーの言葉には、確かな自信が感じ取られた。

 いよいよ決戦前日。東京競馬場でアーモンドアイと関西馬の現地入りした雰囲気をチェックして、結論を出す。



オークスの枠順はこちら 調教タイムも掲載

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