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【ドバイシーマC】レイデオロ堂々!ルメール「トップコンディション」
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【ドバイ(UAE)28日=板津雄志】史上最多となる日本馬14頭が参戦するドバイ国際諸競走の追い切りが、メイダン競馬場で行われた。シーマクラシックに出走する昨年のダービー馬レイデオロは、ルメール騎手を背に軽快なフットワークを披露。海外デビュー戦に向けて順調な仕上がりをアピールした。また、この日枠順抽選会が開かれ、レイデオロは(3)番(馬番とゲート番は同一)に決定した。
異国の地でも威風堂々としたダービー馬に、思わずジョッキーの笑みがこぼれる。暗闇の中に輝く芝コースを、レイデオロ&ルメールが優雅に駆け抜けた。
「とても良かった。少し物見をしたけど、真面目に走っていた。ドバイの芝もちょうどいい。きょうは少し馬場が軟らかかったけど、フットワークは良かったし、難しいコースでもないから心配ないよ」
馬なりで6ハロン84秒8、3ハロン40秒5-12秒5と時計的には目立たないが、ルメール騎手は相棒の具合の良さを感じとった。藤沢和調教師も「1回使って大きく変わったわけではないけど、息遣いは良くなっている」と上積みを口にする。
美浦でも調教にまたがっていたルメールは4歳を迎えての成長、中間の上昇度を分かっている。「体が大きくなって(精神的にも)大人になった。頭が良くて仕事が分かっているから、競馬に向けてモチベーションを上げていける。今回はトップコンディション。きょうはすごく馬体がきれいだった。彼を見たらうれしくなった」。
最大のライバルには昨年の凱旋門賞2着馬、フランスのクロスオブスターズを挙げたが、「でもノーフィアー。リラックスして走れれば、レイデオロはすごい脚が使える」とルメール騎手の自信は揺るがない。
枠順は(3)番に決定。決戦は2日後だ。第84代日本ダービー馬の実力を世界に知らしめるときが近づいている。
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