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【大阪杯】レースの注目点


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【大阪杯】レースの注目点

★輝きを取り戻せるか!1年3力月ぶりのGI制覇狙うサトノダイヤモンド

 GI2勝馬のサトノダイヤモンド(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)が、1年3力月ぶりのGI制覇を目指す。同馬は、2016年のクラシックレースで皐月賞3着、ダービー2着、菊花賞1着の成績を残し、暮れの有馬記念ではキタサンブラックをクビ差退け優勝。その年のJRA賞最優秀3歳牡馬に輝いた。

 4歳となった昨年は4戦1勝の成績だったが、秋にはフランスへ遠征し、フォワ賞4着、凱旋門賞15着の成績を残した。サトノダイヤモンドは、今年初戦の金鯱賞で3着という成績だったが、果たして、GIの舞台でダイヤモンドの輝きを取り戻すことができるだろうか。

 なお、グレード制を導入した1984年以降の大阪杯では、GI格上げ前を含め、5歳の菊花賞馬が3勝、2着3回の成績を残しており、サトノダイヤモンドも芝2000メートル戦では5戦3勝、3着2回の成績を挙げている。

 また、これまでサトノダイヤモンドにはC・ルメール騎手が騎乗していたが、今回は戸崎圭太騎手が初めて騎乗する。戸崎騎手が大阪杯で騎乗するのは、2013年ダークシャドウ(5着)以来5年ぶりとなるが、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。なお、同騎手はテン乗りの馬で、JRA・GI3勝を挙げている。

★現役賞金王シュヴァルグラン、2年7力月ぶりの2000メートル戦

 現役賞金王のシュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)は、今年初戦が大阪杯となる。同馬は3歳の秋以降、長距離レースで戦っており、昨年のジャパンCでは悲願のGI初制覇を成し遂げた。シュヴァルグランが芝2000メートル戦に出走するのは、2015年8月30日、札幌の「3歳以上500万下(2着)」以来約2年7力月ぶりとなるが、果たして、久しぶりの中距離戦を勝利で飾ることができるかどうか。

 なお、同馬の姉ヴィルシーナは、芝1600メートルのヴィクトリアマイルを2013・14年と連覇。妹のヴィブロスは、芝2000メートルの秋華賞を2016年に制し、2017年には芝1800メートルのドバイターフで海外の強豪を破り優勝している。



スワーヴリチャードGI初制覇なるか M・デムーロ騎手とのコンビで重賞2勝

 昨年のダービー2着馬スワーヴリチャード(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎)がGI初制覇を目指す。ダービー2着馬は、3歳の秋以降さらに成長する馬が数多く見られ、過去10年間では、2012年フェノーメノ、2013年エピファネイア、2016年サトノダイヤモンドの3頭がダービー後にGI初制覇を遂げている。スワーヴリチャードは、昨年の秋以降は、M・デムーロ騎手とのコンビでアルゼンチン共和国杯金鯱賞を制しているが、見事GI馬の称号を手にすることができるだろうか。

 また、スワーヴリチャードは、父ハーツクライ、母ピラミマという血統で、2014年セレクトセール(当歳)では1億5500万円(税抜)の高値で落札された。父は有馬記念など長距離のGIレースを2勝したが、産駒は中距離戦でもGI勝ちをおさめており、2013年天皇賞・秋を制したジャスタウェイは、2014年にドバイデューティフリー(芝1800メートル)を圧勝するなどの活躍を見せ世界ランク1位に輝いた。

★今年の中・長距離路線を席巻する4歳世代 GI馬アルアインなど7頭が登録

 GI格上げ2年目となる大阪杯には、4歳アルアイン(牡、栗東・池江泰寿厩舎)&ペルシアンナイト(牡、栗東・池江泰寿厩舎)、5歳サトノダイヤモンド(牡、栗東・池江泰寿厩舎)、6歳シュヴァルグラン(牡、栗東・友道康夫厩舎)、7歳ゴールドアクター(牡、美浦・中川公成厩舎)と4世代のGI馬が計5頭登録している。昨年はGI馬のキタサンブラックが1番人気に応え、GI・大阪杯の初代王者となったが、2年目の今年はどんな結果となるのだろうか。

 また、今年実施された4歳以上の芝1800メートル以上の中・長距離重賞の結果を見ると、3月27日現在、4歳馬が12レース中7勝を挙げ、うち4レースでワンツーを決めている。今年の大阪杯には7頭の4歳馬が登録しているが、GIの舞台でも実力を示すことができるだろうか。



★4頭出しで挑む池江寿師、20個目のGIタイトルを手にできるか

 池江泰寿調教師(栗東)は、GI2勝馬のサトノダイヤモンド(牡5歳)、皐月賞でワンツーを決めたアルアイン(牡4歳)&ペルシアンナイト(牡4歳)、重賞4勝馬サトノノブレス(牡8歳)の4頭を登録している。同調教師は多くのオープン馬を管理しており、2011年宝塚記念、2013年天皇賞・秋、有馬記念には管理馬を4頭以上出走させている。池江調教師には、グレード制を導入した1984年以降、藤沢和雄調教師(26勝)、角居勝彦調教師(24勝)に続く3人目のJRA・GI20勝がかかっているが、複数頭出しで勝利をつかむことができるだろうか。なお、池江調教師は、GI昇格前の大阪杯で2勝を挙げている。

 また、皐月賞アルアインにはGI2勝目がかかる。4歳の皐月賞馬は、グレード制を導入した1984年以降、GI昇格前の大阪杯で4勝を挙げているが、果たして、アルアイン皐月賞と同じ芝2000メートル戦で、2つ目のビッグタイトルを手にすることができるだろうか。

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