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3月14日(水)の船橋競馬11Rで行われた第63回ダイオライト記念(交流GII、4歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・左2400メートル、9頭立て、1着賞金=3200万円)は、福永祐一騎手騎乗の1番人気ケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が逃げ切りV。タイムは2分34秒8(稍重)。好スタートを切ったマイネルバサラを内から制してケイティブレイブがハナへ。2周目の3コーナーでは前の3頭が並び、内にケイティブレイブ、マイネルバサラを挟んで外からアポロケンタッキー。直線ではケイティブレイブがもうひと頑張り、追いすがるアポロケンタッキーを振り切って交流重賞7勝目を挙げた。
アポロケンタッキー(2番人気)が1馬身半差の2着、さらに2馬身遅れた3着にマイネルバサラ(3番人気)。3頭出走したJRA所属馬が上位を独占した。
ダイオライト記念を勝ったケイティブレイブは、父アドマイヤマックス、母ケイティローレル、母の父サクラローレルという血統。北海道新ひだか町・岡野牧場の生産馬で、瀧本和義氏の所有馬。通算成績は28戦9勝。重賞は2016年兵庫チャンピオンシップ・交流GIII=園田、白山大賞典・交流GIII=金沢、浦和記念・交流GII=浦和、2017年名古屋大賞典・交流GIII=名古屋、帝王賞・交流GI=大井、2018年川崎記念・交流GI=川崎に次いで7勝目。ダイオライト記念は杉山晴紀調教師、福永祐一騎手ともに初優勝。
◆福永祐一騎手(ケイティブレイブ1着)「前走が千六だったのでムキにならないか心配はありましたが、そんなに遅くはなかったし、集中力を切らさずに走ってくれました。アポロケンタッキーがあんなに早く来るとは思わなかったので、3コーナーでは馬もあわてるようなそぶりを見せていましたが、よく凌(しの)いでくれたと思います。転厩で環境が替わり、難しい一戦だったと思いますが、非常にいいコンディションでした。フェブラリーSの後でタイトな間隔でしたが、(2月一杯の定年で解散した目野哲也厩舎からの転厩先の)杉山調教師やスタッフがいいコンディションに整えてくれて、またがっているボクはいつものケイティブレイブに乗ることができました。そういう意味でも意義ある一戦だったと思います」
◆内田騎手(アポロケンタッキー2着)「向こう正面からケイティブレイブに厳しい展開に持ち込んだが、相手が強かった」
◆柴田大騎手(マイネルバサラ3着)「2頭は強かったが、最後も差を詰めているし、力をつけている」
◆御神本訓騎手(ウマノジョー4着)「折り合いは問題なくついた。ただ、道中で集中力を欠いていたし、大事に乗りすぎた」
◆西村栄騎手(スノーモンキー5着)「久々にしては、頑張ってくれた。折り合いもついたし、使った上積みはある。次が楽しみ」
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