最新競馬ニュース

【共同通信杯】ムーン変幻自在のセンスでクラシックへ名乗り


©サンケイスポーツ


 1,191  1  0

【共同通信杯】ムーン変幻自在のセンスでクラシックへ名乗り

 “実戦適応力”に一日の長。オウケンムーンが3連勝でクラシックへ名乗りをあげる。

 未勝利→500万下と危なげない走りで2000メートルを連勝中だが、その中身が興味深い。

 9月、新潟での未勝利戦はレースの流れが実にタイト。道中のラップが1F13秒台に落ち込むところがひとつもない、この時期の2歳戦としてはかなりシビアなペースとなり、2歳コースレコードの決着をみた。

 一方、前走の中山戦はレースの3F目が14秒0(!)という、我慢強さを求められる超スローな流れだった。同じ10Fでありながら、対照的ともいえる2つのレースにわずかなキャリアで即座に対応できたのは、天性のレースセンスのたまものだろう。

 「本当に実戦でいいタイプ。気性は大人しくてかわいいもんだし、馬体も線が細くて見栄えがするとはとてもいえないけど、競馬に行けば走っちゃうんだ」

 実戦指向の愛馬の奮闘に、国枝調教師も目を細める。父オウケンブルースリが08年の菊花賞馬、母の父が96年の凱旋門賞馬エリシオと血統的には長距離でこそだが、「大丈夫。1800メートルでも全然問題ない」と平然と構えるのも、自在な走りを信頼すればこそだ。

 7日のWコースの追い切りも、そんな実戦派らしいものだった。3頭併せの最内に入り、中のヒラボクプレミアム(3歳未勝利)に半馬身遅れるやや地味なフィニッシュとなったが、「大丈夫。調教は動かないし、順調にきている感じはしました」と、手綱を取った北村宏騎手は納得顔。「前走はレース前にイレ込んでいた。もっと落ち着いて臨めるようなら」と、“前走以上”を示唆した。

 有力各馬が大きな可能性を示す一方、意外なモロさも露呈するのが、この時期のクラシックロードのあるあるパターン。ならば、崩れるケースが容易に想像できない適応力バツグンの逸材に、ここは夢を託す手だ。

 “究極の3連単”はオウケンを1着に固定し、2、3着に末脚強烈なグレイルを据えた10点。(夕刊フジ)



共同通信杯の出走馬詳細はこちら 調教タイムも掲載

 ナイス!(1
  • (退会ユーザー)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

3月31日()
大阪杯 G1
3月30日()
ダービーCT G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

3月24日()
高松宮記念 G1
マーチS G3
3月23日()
日経賞 G2
毎日杯 G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
13,291万円
2 アスコリピチェーノ 牝3
10,494万円
3 コラソンビート 牝3
9,942万円
4 シンエンペラー 牡3
9,128万円
5 レガレイラ 牝3
8,278万円
6 エトヴプレ 牝3
8,244万円
7 シックスペンス 牡3
7,287万円
8 スウィープフィート 牝3
7,286万円
9 コスモキュランダ 牡3
6,641万円
10 ノーブルロジャー 牡3
6,495万円
» もっと見る