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【AJCC】キタサンの兄・バッハ、戸崎でまつりだ!


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【AJCC】キタサンの兄・バッハ、戸崎でまつりだ!

 中山最終週のメインは伝統のGIIアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)。11頭立てとやや寂しい頭数になったが、ここ3戦、重賞で好走しているショウナンバッハに注目だ。GI7勝馬キタサンブラックの兄が、遅ればせながら本格化ムード。鞍上に今年の重賞で〔1〕〔1〕〔1〕(2)着の戸崎圭太騎手(37)=美浦・田島=を迎え、重賞初Vに挑む。

 類いまれな先行力でGI7勝を挙げた弟とは対照的に、1歳上の兄は自慢の末脚に全てをかける。昨年の有馬記念で有終Vを飾ったキタサンブラックの半兄ショウナンバッハ。このAJCCで、17度目の挑戦にして初の重賞Vを狙っている。

 「7歳だけど、やっと本格化してきた。この馬の競馬ができればチャンスはある。兄にも箔(はく)がつくように、何とかタイトルが欲しい」

 上原調教師の言葉に力が入る。ここ2戦はハンデ戦のGIIIで5、4着とともに僅差の競馬。今回は別定戦で前2走より2キロ増えるが、3走前には今回と同じ条件の産経賞オールカマーで同じ56キロを背負い、勝ったルージュバックと0秒2差の5着と奮闘している。目下の充実ぶりは明らかだ。

 「若い頃はトモ(後肢)が甘く、スタートしてから二の脚が使えなかったけど、今はだいぶ腰がしっかりしてきた。いいところにつけても、最後に脚が使える」とトレーナーは好走の要因を分析する。

 3歳春に関西でデビューしたバッハだが、勝ち上がれずに園田競馬へ転出。そこで2勝を挙げ、4歳の年明けから上原厩舎の管理馬となった。そこからの3年間、弟のキタサンブラックは競馬史に残るほどの活躍。対照的に兄はオープンの壁にはね返されていたが、一歩ずつ着実に力をつけ、7歳にして開花した。

 AJCCは3年連続の参戦で、一昨年は勝ち馬から0秒2差の3着。今回はそのときと同じ戸崎騎手とのコンビになる。6~8日に史上初の3日連続重賞Vを達成し、京成杯でも2着と年始から鞍上は大活躍。「心強いね。好調のジョッキーの恩恵にあずかって、あとひと押しがあれば」と指揮官も期待を寄せる。

 父ステイゴールドの産駒は晩成型が多い。また、このレースは過去10年、7歳以上の高齢馬が半数の10連対と活躍している。年末に弟が主役を務めたこの中山で、今度は兄ショウナンバッハがスポットライトを浴びても不思議ではない。 (花田隆)

★アメリカJCCの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

★7歳以上が10連対

 AJCCは過去10年、7歳馬が3勝、2着3回。8歳馬も2着4回で、7歳以上が半数の10連対を記録している。2008、10、16年は7歳以上のワンツーフィニッシュ。逆に4歳馬は2着が2回あるだけで、勝ち馬は出ていない。

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