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【京成杯】ジェネラーレウーノ、進化見せたV3!
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第58回京成杯(14日、中山11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・内2000メートル、1着本賞金3800万円=出走15頭)田辺裕信騎乗で1番人気のジェネラーレウーノが、2番手から抜け出して3連勝で重賞初制覇を飾った。タイム2分1秒2(良)。田辺騎手は昨年のコマノインパルスに続き京成杯連覇となった。このあとは、皐月賞(4月15日、中山、GI、芝2000メートル)に直行する見込み。2着は2番人気のコズミックフォース、3着は6番人気のイェッツト。
クラシックに大きく弾みのつくVだ。1番人気ジェネラーレウーノが直線で力強く抜け出し、3連勝で重賞初制覇。田辺騎手も笑みを浮かべた。
「前回が逃げてモノ見をしていたので、他に行く馬がいれば…と思っていたけど、主張する馬がいていい形に。遊ぶ面を心配しつつだったけど、勝ててよかった」
大外(15)番からトップスタートを切り、内のコスモイグナーツを行かせて2番手。4~5馬身前を目標に折り合いは十分で「他馬の動きを気にしながら、いつでも動かせるよう脚をためられた」。直線入り口で仕掛け、残り200メートルで先頭へ。そのまま脚いろは衰えず、コズミックフォースを半馬身振り切った。
鞍上にとっては昨年のコマノインパルスに続く連覇。「出だしに勝たせてもらったけど、けがをした時期もあって…」。1月に16勝と好スタートを切ったが、7月には落馬負傷で戦線離脱もあった。「一年間、無事に乗り切りたい」。2週目が終わって10勝はトップ。開幕ダッシュに成功し、84勝で関東リーディング3位だった昨年から、さらなる飛躍を誓う。
「集中して3~4コーナーもクリア。最後も余裕がありました。チークピーシズをつけて正解」
2016年の中山牝馬S(シュンドルボン)以来の重賞3勝目で今年の初勝利を挙げた矢野調教師は、安堵(あんど)の表情。ノーザンファームで育成時から素質の高さを見せていたが、気を抜く気性を持つ。1週前から馬具を工夫するなど、試行錯誤が実った。11日の調教中に右足首を骨折して松葉づえで表彰台に上がり「“厄払い”になったかな」と笑顔満開だ。
今後は放牧に出て、皐月賞へ直行の予定。2000メートルで3戦3勝、うち中山で2戦2勝と、舞台適性抜群の3冠初戦へ夢はふくらむ。「まだ、この馬の本当の走りは分からない。(気性の)成長が楽しみ」。田辺騎手が高い素質を認めるジェネラーレウーノが、馬名の「一番の将軍」の通り、本番でも頂点を奪う。(千葉智春)
★14日中山11R「京成杯」の着順&払戻金はこちら
ジェネラーレウーノ 父スクリーンヒーロー、母シャンハイロック、母の父ロックオブジブラルタル。青鹿毛の牡3歳。美浦・矢野英一厩舎所属。北海道日高町・新生ファームの生産馬。馬主は(株)Gリビエール・レーシング。戦績4戦3勝。獲得賞金5553万5000円。重賞初勝利。京成杯は、矢野英一調教師が初勝利、田辺裕信騎手は2017年コマノインパルスに次いで2勝目。馬名は「一番の将軍(イタリア語)」。
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