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【細江サンタの有馬パドック必勝法】キタサン「ピーン」が1着サイン


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【細江サンタの有馬パドック必勝法】キタサン「ピーン」が1着サイン

(1)ヤマカツエース

 若駒の頃は、前肢が勝っておりトモ(腰部、臀部、後肢のこと)が寂しく映りましたが、年齢とともにトモが成長。前走のジャパンCは、秋の天皇賞の疲れを取ることに専念したつくりで少々、馬体がぼやけて映りましたが、今回の方がメリハリ感があり、トモの踏み込みがいいですね。秋3回目の長距離輸送とはなりますし、距離も2500メートルは長い気もしますが、デキに関しては前走より上向いています。

(2)キタサンブラック

 最近は、週中で見せる姿と当日に違いがあり、栗東トレセンでの様子では判断しづらいです。

 となると大事なのは当日の気配と歩き。内側に担当の辻田厩務員、外側に押田助手との2人引きとなりますが、その引き手(引いているひも)がピーンと真っすぐに張った状態となり、前駆(人間でいう上半身)がしっかりと起き、馬の首の位置が下がっていなければグッドです。これは馬自身が前へ前へと自らの意志で歩いており、気持ちとしても前向きになっている証明。こういったときの方が走ります。

 逆にトモの踏み込みが浅くなり(特に左)、引き手を支えているだけ、もしくは1人で引いても可能、と思えてしまうようでは心配になります。

(10)シュヴァルグラン

 この秋はトモの成長がすごい。もともとトモが緩く、全体としてもメリハリのない寸胴なタイプでしたが、今は違います。しっかりと出るところは出て、締まるところは締まって、なおかつ毛づやと張りが最高級。気持ちもハツラツとしています。本格化しており、前走以上のデキにあります。

(12)サトノクラウン

 前走時は腹回りに余裕があるつくりで、集中力も散漫でした。この馬は、どちらかというと、落ち着きすぎているときよりも、多少の発汗やテンションの高さが見受けられ、内面的に自分自身を追い込んでいるときの方がいいですね。また蹄の感じから、クッションが利いた馬場の方が良いと判断します。

(13)ミッキークイーン

 若い頃は食が細く、きゃしゃに映りましたが、今は調教を積んでもしっかりとご飯を食べられるように成長。特に注目すべきは目つき。気持ちが入っているときのキリリとした表情が必要。この中間は、前走時の優しい顔つきからキリッとした美人に変貌していますし、良い意味で重たさがなく、素軽さも出てきました。当日は少し体重が減り430キロ台での競馬となりそうですが、これは心配しなくていいです。そがれて張りがあり、近走の中では一番のデキです。

(14)スワーヴリチャード

 この馬は右のトモと左前がネックなので、そのライン上の、体と脚の運びに注目。踏み込んだときに(左右の)どちらかが遅れないか、左右がバランスよく歩けているかをチェックすることが必要です。この秋はきゃしゃに映った春とは違い、全体的なシルエットにボリュームが増しており、地面を捉えるときの踏み込みも力強さが増しています。まだまだ成長過程ではありますが、春よりも確実にパワーアップしています。

(16)サウンズオブアース

 もともと前脚のさばきが硬い馬で、レースを重ねるごとに、その心配は増していくタイプ。なので注目すべき点は、肩回りを含めてのさばきの柔らかさが保たれているかどうかと、全体のシルエットがスッキリとしているか、です。ただ今回においては、気持ち的にもピリッとした感が見られず、胴も詰まった印象。毛づやの輝きも好調時ほどはなく映ります。



有馬記念の枠順はこちら 調教タイムも掲載



細江 純子(ほそえ・じゅんこ) 1975(昭和50)年3月12日生まれ、42歳。愛知県出身。蒲郡東高校を卒業後、JRA競馬学校騎手課程に入学。同期に福永祐一和田竜二らがおり、「花の12期」と呼ばれる。96年に牧原(現・増沢)由貴子、田村真来とともにJRA初の女性騎手としてデビュー。JRA通算493戦14勝(他に海外2勝)。2001年6月に引退後、フジテレビ系「みんなのKEIBA」などに競馬解説者、リポーターとして出演。11年に結婚し、13年に長男を出産。

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