中央競馬ニュース

【凱旋門賞】池江師独占手記!ダイヤで三度目の正直へ必勝態勢

 0   4   1,348
シェアする  x facebook LINEで送る
【凱旋門賞】池江師独占手記!ダイヤで三度目の正直へ必勝態勢

 秋競馬のシーズンがいよいよ本格的に到来。今週末には国内外で注目のGIが行われる。仏シャンティイ競馬場では、国内で馬券も発売される凱旋門賞(10月1日、GI、芝2400メートル)に、サトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎、牡4歳)とサトノノブレス(同、牡7歳)が挑戦。2頭を管理する池江泰寿調教師(48)が、サンケイスポーツに独占手記を寄せた。前哨戦を振り返るとともに、凱旋門賞制覇にかける思いなどをつづり、その胸中を激白する。

 10日に行われた凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞で、サトノダイヤモンドは4着でした。4コーナーで勢いがつかず、ラスト150メートルあたりで脱落。想定の範囲内ではありましたが、気がかりな点があります。

 敗因を探ると、確かに休み明けで7~8割の仕上げでしたし、日本で経験したことがないような重たい馬場の影響もありました。ですが私には、他に目に見えない理由が隠れている気がしてなりません。前走だけでなく、2走前の天皇賞・春(3着)も、競馬で最も大事なラスト1ハロンでトップスピードに乗れなかったからです。

 その理由を突き止め、対策を立てるのが調教師の仕事です。普段の様子を見る限り、運動器系の疾病ではなく、メンタル面の問題でもなさそう。ただ、フォワ賞から凱旋門賞まで3週間しかなく、気持ちは焦るばかり。“もとのサトノダイヤモンドに戻したい”。今はその一心で取り組んでいます。

 今年の凱旋門賞は、GI4連勝中のエネイブルが、能力的に突出しています。ただ、フランスは走ったことがなく、ローテーションも厳しいので、付け入る隙が出てくるかもしれません。レースのイメージは、エネイブルやハイランドリールなどを前に見る形。ペースが遅くなりそうなら、僚馬のサトノノブレスに引っ張ってもらいます。前哨戦でシャンティイの重たい馬場を経験できたのは収穫ですし、負けたことで本番はマークされにくくなる面もプラスでしょう。鞍上のクリフトフ(ルメール騎手)が、コースを熟知しているのも心強い限り。できれば良馬場で、内めの枠がほしいですね。

 私自身、凱旋門賞は3度目の参戦。オルフェーヴルで挑んだ2012、13年に連続2着だっただけに、当然リベンジという気持ちがあります。ダイヤモンドはオルフェよりも完成度が少し遅いぶん、調教の強度も10%くらい軽くしているのですが、気性的には扱いやすく、調整自体は順調にきています。過去に、フォワ賞で大きく負けて凱旋門賞で巻き返した馬はほとんどいないそうですが、私はあまりデータを気にしません。昨年の菊花賞有馬記念のような万全のデキで、本来のダイヤモンドの走りができれば、通用していいはずです。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (4)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る