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ジャパンC(29日、東京)の追い切りが25日、行われた。史上初の7冠牝馬を目指すウオッカは、滋賀・栗東トレセンCWコースで3頭併せ。新たにコンビを組む仏のクリストフ・ルメール騎手(30)を背に、5ハロン66秒4、ラスト1ハロン11秒7を馬なりでマーク。絶品の切れで2頭を瞬時に置き去りにした。1番人気で連敗中の女傑が、“優勝請負人”を迎えて今週こそ勝つ!
この加速力、この推進力、このド迫力! 背水の陣で挑むジャパンC。ウオッカが秋一連の嫌な流れを振り払うように、最終追い切りで一気に突き抜けた。
前日の雨の名残か、どんよりと曇った栗東トレセンの午前7時。馬場開場と同時にCWコースに登場したウオッカの背中には新コンビを組むルメール騎手。先週の1週前追い切りに続いてパートナーの感触を確かめた。同じ厩舎のポップロック(牡8)、インセンティブガイ(牡8)のバリバリのオープン馬に先導させて、女王様のように最後方を悠々と進む。2馬身ずつ開いた間隔を3コーナー過ぎから詰め始めると、4コーナーで最内に並びかけ、直線に入ってもルメールの手はほとんど動きを見せない。だが、ほんのわずかなGOサインに応えると、アッという間に2頭を4馬身以上引き離していった。
「とてもいいコンディション。ゴールでも無理に押さずに、彼女に任せて走らせた。これで日曜日にはいいレースができると思うよ」
日本でもお馴染みのフランスの名手は、さわやかな笑顔で感触を伝える。それもそのはずだ。5ハロン66秒4、3ハロン37秒7-11秒7のタイムは、湿った馬場状態を考えれば抜群。しかも、CWのラスト1ハロンを11秒台で走ったのは、25日の栗東ではウオッカ1頭だけ。それがムチを入れずに馬なりなのだから、恐るべき能力と言うしかない。
「すごかったでしょ? あの走りを体感してしまうと、乗り手は取り憑かれてしまうんだよ」
調教で騎乗したことのある清山調教助手が、あまりの動きの良さに驚く報道陣にニヤッと笑って答えた。この秋はひとつも負けないつもりだった陣営にとっては思いがけない毎日王冠(2着)と天皇賞・秋(3着)の敗戦。しかし、そのダメージは感じられない最終調整だった。
「折り合いを心配する声もあるけど、今の精神状態なら杞憂に終わると思いますよ。ファンの皆さんの期待に少し応えられない結果になっているけど、心配することがないほど順調だし、ファンの熱い思いが後押ししてくれれば」
あと一歩で勝ち星を逃している今の状況に加えて、今回は世界の強豪が相手。“ウオッカに力を!”、と清山助手はファンに呼びかける。
結果次第ではこれがラストランになる可能性もあるウオッカ。現役最強の女傑の力を、世界に知らしめる機は熟した。(柴田章利)
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