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早い時期から若駒を“大量投下”することでおなじみのミルファーム。先週の福島芝6Fを快勝したパッセに続けとばかり、今週もGIIIウイナー・ベルグチケットを母に持つパスポートがデビューする。「勝って函館2歳Sへ」と、高市調教師のトーンも高い。
8日の福島芝1200メートル戦で“ミルファームV2”を狙うのが、牝馬のパスポート(父パイロ)だ。同じ高市厩舎所属でひとつ上の半兄ダイイチターミナル(父コンデュイット)も、夏の福島で未勝利を勝ち、小倉2歳S2着と早期から活躍している。
妹もWコースで快時計を連発しており、今週5日はラスト1F12秒6で古馬500万下に1馬身先着。「実戦を想定して後ろから行かせているが、いつもきっちり追いつく。豊富なスピードがあって、いかにも短いところという感じ。ダイイチとは違って体(440キロ台)があるのもいい」と、トレーナーの口ぶりも自然と滑らかになる。
オーナーメイトで同じパイロ産駒のパッセ(蛯名厩舎)も先週2日、福島で3馬身差の圧勝。オーナーも勢い十二分とあって、「あの馬も走ると分かっていたので、使い分けしようということになってね。あえて1週スライドさせた。2頭で函館2歳S(23日、函館、GIII、芝1200メートル)に行きたい」と、勝算アリの出たとこ勝負だ。(夕刊フジ)
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