まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
1984年にシンボリルドルフで優勝するなど、騎手としてダービーでも活躍した岡部幸雄氏(68)が、今年の競馬の祭典を分析した。独特のプレッシャーがかかる一番はダービー優勝実績がある騎手が有利と指摘。最近はインコースが有利な状況も考慮したうえで、四位騎手の〔4〕スワーヴリチャード、武豊騎手の〔1〕ダンビュライトに注目した。
競馬の祭典、ダービーデーの東京競馬場は朝から独特の雰囲気が漂う。騎手にかかるプレッシャーはものすごく、いかに冷静に乗れるかが鍵になるが、その点でアドバンテージがあるのがダービージョッキー。自分自身もそうだったが、ダービーを勝つと自信がつき、レースでも周りがよく見えるようになるものだ。今年のダービーは混戦ムードなので、特に騎手の役割は重要といえる。
最近のダービーはインが断然有利な傾向にある点も指摘したい。芝コースの管理技術が向上し、雨の影響を受けない限りいい馬場状態で実施され、レースも高速化。こうした状況では距離ロスの影響は大きくなり、2400メートルという長めの距離も考慮すれば、道中はインでじっとしてスタミナを温存するに限る。
この2点から注目できるのが〔4〕スワーヴリチャードと〔1〕ダンビュライト。皐月賞6着の前者はいかにも東京向きで、コンビを組む四位騎手はウオッカ、ディープスカイでダービーを2勝している。皐月賞3着の後者の武豊騎手はディープインパクトなどでダービー歴代最多の5勝。馬はもうワンパンチ欲しい成績でも、鞍上で十分カバーできる可能性がある。
皐月賞馬アルアインは〔7〕番枠はいいとしても、人気薄だった前走と違ってマークがきつくなる。ダービーの経験が浅い松山騎手がどれだけ平常心で乗れるかだろう。
前日発売で1番人気の青葉賞優勝馬アドミラブルは〔18〕番枠。キャリアが浅いぶん、大外枠はもまれずに済むメリットがあるとはいえ、あまり外を回ると厳しくなる。ペースが上がって馬群が縦長になれば、それほど外を回らずに済むが、果たしてそうなるかどうか。いずれにしても、ダービー2勝でここ一番での集中力がすごいM・デムーロ騎手がどんなコース取りをするか興味深い。
日本ダービーこそ未勝利ながら、フランスダービーを制しているのがルメール騎手。レイデオロは〔12〕番と真ん中より少し外寄り。2400メートルは少し長そうなタイプでもあり、乗り方次第だろう。
他では昨年マカヒキでダービージョッキーの仲間入りを果たした川田騎手のサトノアーサーの〔6〕番もいい枠だと思う。毎日杯から直行という異例のローテーション。ダービーは厳しいレースを経験してきた皐月賞組が有利なデータがあるが、今年の3冠初戦は29年ぶりにトライアル組以外の馬のワンツーになるなど、最近の競馬はいろいろな面で常識が覆されているのも事実だ。 (JRA元騎手)
★日本ダービーの枠順はこちら 調教タイム&レース前談話も掲載
岡部 幸雄(おかべ・ゆきお) 1948(昭和23)年10月31日生まれ、68歳。群馬・太田市出身。67年3月に騎手としてデビューし、2005年3月に引退するまでにJRA通算2943勝をあげ、3893勝の武豊騎手に次ぐ歴代2位(27日現在)。ダービーは26回出場し、84年にシンボリルドルフで優勝したほか、2着6回、3着3回。2014年に“競馬の殿堂”入り。サンケイスポーツ特別版週刊ギャロップで「GI観戦記」を連載中。
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|