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【関屋記念】血統診断


©サンケイスポーツ


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 トップはアグネスタキオン産駒のレッドアリオンだ。皐月賞を制した父はサンデーサイレンス系の中でもスピード豊かな種牡馬。2011年には産駒のレインボーペガサス関屋記念を制している。アリオンの半兄クラレント(父ダンスインザダーク)は昨年の勝ち馬で、サマーマイルシリーズの王者。一族は夏場にも強く、伯母エリモシックエリザベス女王杯制覇と底力も十分だ。

 カフェブリリアントの半姉サウンドオブハート(父アグネスタキオン)はサンスポ杯阪神牝馬Sの勝ち馬で阪神JF3着。近親にマイル重賞3勝のシルポートなどがおり、母系は軽快なスピードを“売り”にしている。父ブライアンズタイム譲りの底力はすでに証明済み。牡馬相手でもヒケはとらない。

 サトノギャラントは1998年の2歳女王である母スティンガー(父SS)譲りの瞬発力が持ち味だ。シンボリクリスエス産駒なので成長力に優れ、6歳となっても力の衰えはない。重賞初Vのチャンスだ。

 エキストラエンドディープインパクト産駒らしい瞬発力がセールスポイント。芝1600~1800メートルで重賞4勝を挙げた半兄ローエングリン(父シングスピール)は8歳で重賞勝ちと、高齢まで長く活躍できる一族だ。

 スマートオリオンの母はダート1000~1200メートルで3勝。全兄スマートギャングは芝1200メートルの福島2歳Sを勝っており、母系は短距離色が濃い。有馬記念を連覇した父グラスワンダーのスタミナでマイルは守備範囲ギリギリ。坂のある中京から平坦の新潟へ変わるのはいい。

 ヤングマンパワーの父スニッツェルは芝1100メートルの豪GIを制したスプリンター。ダンジグ系らしく、スピードの持続力に優れており、軽い芝も合う。

 アルマディヴァンの父メジロベイリーは朝日杯3歳S(現朝日杯FS)の勝ち馬。マイル前後で堅実に力を出すタイプだ。 (血統取材班)

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