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【ドゥラメンテ徹底分析】ノーザンファームの宝


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【ドゥラメンテ徹底分析】ノーザンファームの宝

 皐月賞ドゥラメンテを徹底的に分析する連載の2回目は、生まれ故郷のノーザンファーム(北海道安平町)にズームイン。超良血馬が順調に育った背景を中島文彦場長(46)に聞いた。

 超一流の血統背景を持ち、その期待に応えて皐月賞を制覇したドゥラメンテ。2012年に急死したアドマイヤグルーヴ(03、04年エリザベス女王杯)の最後の産駒でもあり、生産牧場であるノーザンファームの中島文彦場長は「ノーザンファームの宝」と語る。

 「うちの中でも軸になる1頭ですからね」。母系は日本を代表する名牝系。ダイナカール(1983年オークス)~エアグルーヴ(96年オークス、97年天皇賞・秋)~アドマイヤグルーヴと流れ、ノーザンテースト、トニービン、サンデーサイレンス、キングカメハメハ(2004年NHKマイルC、ダービー)と、その時代の最高級の種牡馬が配合されてきた。

 それほどの良血だけに、当初から期待が大きかったことは言うまでもない。それでも生まれたときに「すごいのが生まれたな」と感じたという。

 「体形はアドマイヤグルーヴに似て立派な馬体で、脚長なところはキングカメハメハにも似ています」。名競走馬だった両親の特徴を色濃く受け継いで生を受けた時点で、飛躍は約束されていたのかもしれない。

 とはいえ、ドゥラメンテが見せる気難しい面も母系の特性。「お母さんもそうでしたが、負けず嫌いで厳しさを持っています。悪くいえば暴れん坊、良くいえば根性がある」。母系から受け継いだ負けん気の強さはもろ刃の剣でもある。

 「舵取りを間違えると走れなくなる不安もあったので、お母さんにも乗っていた林宏樹厩舎長に調教をつけてもらい、信頼している堀調教師に任せました」。最善を尽くし、激しい気性を丁寧にコントロールすることで、持てる力をしっかりとレースで発揮できるようにうながした。

 「まずは(レースで)結果を出すことが先になりますが、将来はうちを代表する種牡馬になってほしい」。超一流の競走成績を残して、子孫に優秀な血を伝えるのがドゥラメンテの役目。ダービーは日本最高レベルの血統と規格外の能力を証明する最高の舞台でもある。

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