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第20回アンタレスステークス(18日、阪神11R、GIII、4歳上オープン国際(指)、別定、ダ1800メートル、1着本賞金3500万円 =出走16頭)2番手を進んだ幸英明騎乗の6番人気クリノスターオーが逃げた1番人気アジアエクスプレスとのゴール前での競り合いを制し、1分49秒6(良)で重賞3勝目を飾った。次走は昨年勝っている平安S(5月23日、京都、GIII、ダ1900メートル)が有力だ。
強風をものともせずに、クリノスターオーが力強くゴールを駆け抜けた。逃げ粘る内のアジアエクスプレスを力でねじ伏せ、半馬身差での重賞3勝目。最下位16着だった昨年の雪辱を果たした。会心の騎乗に幸騎手が笑顔で汗をぬぐった。
「道中ずっと手応えはよかった。強い馬をマークしながらの競馬。抜け出すとソラを使う(気を抜く)のでギリギリまで追い出しを我慢しましたが、着差以上に余裕がありました」
道中は2番手を追走。直線に入って逃げるアジアの外に並びかけると、2頭のマッチレースに。最後は意地でタイトルをもぎ取った。「3、4コーナーでいつもズブくなるけど、しっかり動いていましたね」と幸騎手。今回から着けたブリンカー効果も口にした。
中山競馬場で見守った高橋忠調教師は「(休み明けで)体に余裕があった(4キロ増)のでどうかと思ったけど、終わってみれば問題なかったですね」と目を細めた。今後は昨年と同じローテーションで、平安S連覇を視野に入れる。
「ホッコータルマエに迫る勢いで力を付けてきている。これからどんどん活躍すると思います」と幸騎手は、主戦を務めるGI8勝馬の名をあげて、さらなる飛躍に期待を込めた。 (渡部陽之助)
★18日阪神11R「アンタレスステークス」の着順&払戻金はこちら
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