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【ドバイSC】ムーア騎手、ハープは「乗りやすい」
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【ドバイ(UAE)26日=渡部陽之助】28日のドバイ国際諸競走を予定している日本馬は、シーマクラシック(GI、芝2410メートル)に出走するハープスター(栗・松田博、牝4)だけが馬場入り。メイダン競馬場の芝コースで初めて騎乗したライアン・ムーア騎手(31)=英国=は、好感触を伝えた。
空が白みはじめて、コースの照明が消えた直後の午前6時40分過ぎ。ハープスターが芝コースに登場し、初コンビとなるムーア騎手を背に、1周2400メートルの芝コースを軽快に駆け抜けた。
「キャンターしか乗っていないですが、素直で乗りやすい馬ですね」
追い切り翌日の初コンタクトに、英国の名手が好感触を伝えた。
ムーア&松田博厩舎のコンビで海外レースに挑むのは、2011年にブエナビスタ(8着)で挑んだドバイワールドC以来。そのときは、最後方追走から直線勝負にかけたが、末脚は不発だった。
「ブエナのときはVTRで研究しすぎて、じっとして動かなかったからね。今回は好きなように乗ってもらうけど、(ノーザンファームの吉田)勝己社長とも話はしていると思うし、今までよりは前に行くと思う。期待しているよ」とトレーナー。昨年、ジェンティルドンナで同レースを制している鞍上に全幅の信頼を寄せている。
25日の枠順抽選会で大外〔9〕番枠に決定。「最後に入る枠と聞いたし、一番いいんじゃないかな」とうなずき、「食欲は相変わらずいい。調子落ちはないわな」と松田博調教師は続けた。
ブックメーカーでは1番人気と世界的にも注目を浴びている。世界の壁にはね返された昨年の凱旋門賞(6着)から約6カ月。ドバイの地で、今度こそハープが海外GI初制覇を決める。
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