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【フェアリーS】11番人気ノット逃走V
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第31回フェアリーステークス(12日、中山11R、GIII、3歳牝馬オープン国際(特指)、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金3400万円=出走16頭)好スタートからハナを奪った11番人気のノットフォーマルがそのまま押し切り、重賞初勝利を挙げた。鞍上の黛弘人騎手(29)にとっても、デビュー10年目で待望のタイトル獲得だ。タイム1分35秒2(良)。3/4馬身差の2着に8番人気ローデッドが入り、さらに3/4馬身差の3着には3番人気のテンダリーヴォイス。1番人気カービングパスは8着だった。
内ラチ沿いをスルスルと逃げた。脚いろは直線に向いても衰えない。ノットフォーマルが後続の追撃を退けて重賞初Vを果たし、クラシック戦線に名乗りを上げた。
「行く馬がいなかったので、自然にハナに行く形になりました。しぶとい馬なので持ち味を生かすことができましたね」
黛騎手が声を弾ませる。中野調教師から出されていた指示は『行く馬を行かせて2、3番手の位置に』だったが、鞍上は作戦を変更。それが見事に的中した。馬名通り、まさに“形にこだわらない(ノットフォーマル)”勝利だった。
「思い切って行ってくれましたね」。師匠である中野調教師は、現在はフリーとして活躍しているまな弟子をたたえた。
黛騎手自身にとっては騎手生活10年目で初の重賞制覇。「ずいぶん足踏みをしましたし、重賞を勝つなんて夢のまた夢だった」という。
デビューした2006年と翌07年は僅か2勝。地道に調教で騎乗し、周囲の信頼を勝ち得てきた。13年2月にはタレント、水野由加里と結婚し、同年に自己最多の18勝。14年はさらに2勝を上乗せした。
中野厩舎でノットフォーマルを担当するのは、黛騎手の実父で元JRA騎手の黛幸弘助手だ。「黛くん親子でよかったよ」と中野調教師。厩舎の重賞勝利は01年のGIスプリンターズS(トロットスター)以来、14年ぶりだ。「きょうはおいしいぞ、酒が」とにんまり。
「堂々と桜花賞へ。その前に1回、(その舞台である)阪神を経験した方がいいのかな」。トライアルを叩いて桜花賞(4月12日、阪神、GI、芝1600メートル)に向かうことになりそうだが、臨機応変に戦況に対応できる力は本番でも脅威となる。(芳賀英敏)
★12日中山11R「フェアリーS」の着順&払戻金はこちら
★ヴァーミリアン産駒重賞初V
ノットフォーマルの父はGI9勝馬ヴァーミリアン(その父エルコンドルパサー)。現3歳世代が初年度産駒で、フェアリーSがJRA重賞初勝利。昨年、産駒がデビューした新種牡馬にはハービンジャーやカネヒキリ、キンシャサノキセキなどがいるが、同期では重賞タイトル一番乗りとなった。
黛 弘人(まゆずみ・ひろと) 1985年11月12日生まれ、29歳。茨城県出身。父・幸弘さんは元JRA騎手で現在、中野栄治厩舎の調教助手。2006年3月に美浦・中野栄治厩舎から騎手デビューし、07年6月からフリーに。昨年はキャリア最多の20勝(ほかに地方1勝)をマークした。妻はタレントの水野由加里。12日現在、JRA通算2733戦92勝。164・7センチ、47キロ。血液型A。
ノットフォーマル 父ヴァーミリアン、母リミッターブレイク、母の父マンハッタンカフェ。黒鹿毛の牝3歳。美浦・中野栄治厩舎所属。北海道新ひだか町・千代田牧場の生産馬。馬主は芳賀克也氏。戦績8戦2勝(うち地方1戦0勝)。獲得賞金4968万3000円。重賞初勝利。フェアリーSは、中野栄治調教師、黛弘人騎手ともに初勝利。馬名の意味は「形にこだわらない」。
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