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第43回小倉大賞典(7日、小倉11R、GIII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝1800メートル、1着本賞金4100万円=出走16頭)横山典弘騎乗で7番人気のサンライズマックスが好位のインから抜け出し、重賞3勝目(通算6勝目)を飾った。1分44秒9(良)はレースレコード。横山典騎手は小倉での重賞初制覇。1/2馬身差の2着は1番人気のヤマニンキングリー、3着にはミヤビランベリが入った。
小倉にはめったにこない関東の名手が、鮮やかな手綱さばきで観客を魅了した。道中5番手から進めたサンライズマックスが馬群を割って突き抜けてくる。会心の勝利に横山典弘騎手も破顔一笑だ。
「うれしい。なかなか小倉は来れないので、重賞を勝つなんて夢にも思っても見なかった。勝つ自信? あったから来たんです」
デビュー3年目の88年以来となる冬の小倉参戦で同地の重賞初V。ノリは、ウィナーズサークルで両手をあげて、ファンの歓声にこたえた。
「馬体重も444キロでベスト。きょうのようなレースができれば楽しみやな」と増本調教師も上機嫌。気性の勝ったタイプだけに、木曜に小倉入り。現地で落ち着かせてレースに挑んだこともプラスに働いた。サンライズマックスの次走は未定ながら、春はこのコンビから目が離せなくなった。(土井高志)
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