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【東西現場記者走る】大変身!ドンキは放っておけぬ
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密着取材で勝ち馬を探り出すGI連載企画。阪神JFは大阪サンスポの川端亮平記者(31)が担当する。追い切り日は、アルテミスS2着のレッツゴードンキに注目。1週前追い切りでは制御がきかなかったが、今週はハミを替えた効果もあって、しっかり折り合えた。これなら実戦で、より切れる脚を繰り出せそうだ。
今週の密着は水曜日から4日間の短期集中。あれもこれもと取材せず、狙いを絞っていきたい。追い切り日のターゲットは決まっている。1週前追い切りで折り合い面の課題を露呈したレッツゴードンキだ。
先週4日はCWコースで先行する2頭を壁にして抜け出す予定だったものの、引っ掛かって3コーナー過ぎから早々と前に出てしまい、実質単走追いに。馬なりで6ハロン80秒2-13秒1の好時計を出したが、評価できない内容だった。
浜中騎手の希望で“追試”となった10日は、朝一番の坂路に登場し、単走でスタート。前方に僚馬2頭の併せ馬を置く形は先週と同じながら、力むことなくスムーズに駆け上がっていく。道中で後方からきた馬に抜かれても、自分のペースを乱さない。馬なりのままでしまいを伸ばし、4ハロン56秒8-12秒8でフィニッシュ。時計は地味だがきちんと折り合った内容に、陣営の表情は一様に晴れやかだった。
浜中騎手が「先週はコントロールがきかなかったけど、今週はスムーズだった。そこを重視してうまくいったので、競馬への不安は減りますね」と手応えを語れば、梅田智調教師は「もう体はできているから、時計ではなく人馬の呼吸がどうかを見た。内容的には合格点。折り合えれば、どこからでも伸びてくるからね」とうなずいた。
変わり身の裏には秘密兵器があった。今週からハミを普通のものからトライアビットに変更。今秋、アドマイヤラクティの豪州遠征中に現地で仕入れたもので、通常のものより馬への当たりが柔らかくなる。鞍上も「きょうの方が(先週より)ハミ受けがよかった」と好感触を口にした。
近2走は重賞で(3)(2)着と差し届かなかったが、人馬がかみ合いそうな今回は、突き抜けるシーンがありそうだ。
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