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〔本紙の狙い〕シェーンヴァルトを本命に推す。GI朝日杯FSは7着。序盤に他馬に寄られ、位置取りが後ろになったのが痛く、結果的に流れに乗れず後手後手の競馬になってしまった。決して力負けではなく、見限るのは早計だ。この中間は坂路を中心に調教を強化。確実にパワーアップしており、ここ目標に絶好の仕上がりを見せている。広い東京でこの枠ならば、前走みたいにスムーズさを欠く心配はなく、直線の長い東京で持ち味の末脚を思う存分発揮する。レコード勝ちしたGIIデイリー杯2歳Sのように、鮮やかな追い込み勝ちを決める。
トーセンジョーダンが相手筆頭。3連勝の内容は優秀だ。レース上手でセンスのいい馬なのでコース替わりは問題ないだろう。ブレイクランアウトが▲。惜敗続きだが、東京コースなら確実に追い込んでくる。
★最新ナマ情報
父子制覇を狙うジャングルポケット産駒が2頭出走路。(6)シェーンヴァルトは、昨年のデイリー杯2歳Sを勝っておりメンバー中、唯一の重賞ウイナーだ。4日には初コンビを組む内田博騎手が栗東に駆けつけ追い切りに騎乗。「身のこなしが柔らかいし、乗り味がすごくいい」と絶賛している。広い東京コースで一変の期待は大きい。
もう1頭の(3)トーセンジョーダンは、現在3連勝中。快進撃を続けている。追い切りは併せ馬で手応えが見劣り、不安視する声も出ているが、「先週が実質的な追い切り。年末にゆっくりさせて、トモの筋肉が回復して丸みが出てきた」と池江寿調教師は自信を持って送り出す。ここで4連勝を決めれば、クラシックがグッと近づく。
関東期待は朝日杯FS3着の(5)ブレイクランアウトだ。レース前日は南の角馬場で約40分の運動で態勢を整えた。「体をほぐす程度でしたが、落ち着いて集中していました。力を出せる状態です」と斎藤調教助手はデキの良さをアピールする。土曜日に通算100勝を達成した三浦皇成騎手が騎乗する(7)ショウナンアルディは、05年の新潟2歳Sを勝ったショウナンタキオンの半弟。坂路2本で前日調整を終え、「本格化はもっと先だと思いますが、状態はいいのでどこまでやれるか楽しみ」と飯田調教助手。
1勝馬ながら高い素質を秘めている(12)プロスアンドコンズ。友道調教師も「これまで戦ってきた相手を考えると、ここでも力は通用するはず」と重賞制覇へ意欲十分だ。デビュー戦でロジユニヴァースとコンマ1秒差の競馬をしており、このメンバーでもヒケは取らない。引き続き安藤勝騎手が騎乗する(14)マッハヴェロシティは坂路1本。「新馬を勝ったあとは、道悪とか不利があったりとかで力を出していません。この舞台は合うと思うし、楽しみ」と大西調教助手は巻き返しに期待する。
意欲的な前日調整を行ったのが(10)メイショウパルマ。坂路でラスト1ハロン12秒7と伸ばした。「反応が良くいい動きでした。新馬を勝った府中で改めて期待したい」と小島良調教助手。無傷の連勝中の(15)ダイワプリベールは角馬場からWコースでキャンター。「ジョッキー(後藤騎手)が追い切りに乗ってからだいぶやる気になってきた。態勢は整いました」と池上調教助手は好仕上がりをアピール。
ポップロックの半弟(1)カノンコードは2回目の芝となる。「跳びが大きいので東京は合うと思う」と松田国調教師。(11)ヒシポジションは坂路2本。「新馬戦の時より力をつけている。絶好調です」と田端調教助手。
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