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第43回スプリンターズS(4日、中山11R、GI、3歳上オープン国際、定量、芝・外1200メートル、1着本賞金9500万円=出走16頭)果敢に逃げた藤田伸二騎乗のローレルゲレイロが、12分間の写真判定の末にハナ差でビービーカルダンを抑え、高松宮記念に続き春秋スプリントGI連覇を達成した。1分7秒5(良)。今後は年末の香港スプリントで世界のスプリント王を狙う。1番人気のアルティマトゥーレは5着、豪州から参戦したGI3勝馬シーニックブラストはシンガリ負けを喫した。
12分間に及んだ検量室の長い沈黙を、「やったー!」という絶叫が切り裂いた。その瞬間、ローレルゲレイロの藤田伸二騎手と昆貢調教師は抱き合った。クビの上げ下げとなった外ビービーガルダンとの写真判定は、逃げ粘った春のスプリント王にハナ差で軍配。1着フラワーパーク、2着エイシンワシントンの96年スプリンターズSと並ぶ1センチの差で、史上3頭目の同年春秋スプリントGI制覇を達成した。
「勢いは向こうがあった。正直、負けていると思った」。藤田がゴール直後の心境を振り返る。検量室のホワイトボードも(9)の数字が先に書かれていた。しかし「ビデオを見たら際どかった。同着でもいいと思った。勝てて素直に良かった」と安堵の表情を浮かべた。一方、昆師は「ゴールの時は頭が下がっていたので勝っていると思った」とVを意識。「あれだけ待たされたので…。ガッツポーズをして、大きい声を出してしまった」と照れ笑いを浮かべた。
ゲレイロは夏の放牧で体が減り、立て直しながらの調整だった秋初戦のセントウルSは直線で失速して14着。日本勢で唯一のGI馬ながら6番人気に甘んじた。直前の追い切りでは藤田がビッシリと追って闘魂を注入し、動きは一変した。それでも「前走の結果もあったので、追い切りの後も半分は信用しきれなかった。馬に申し訳ないことをした」と藤田は詫びた。昆師ともども「やはりGI馬の底力です」と改めて感服した。
好ダッシュを決めて先手を取り、直線入り口で早めにスパート。ビービーの追撃を振り切った内容は、スリープレスナイトを差し返した高松宮記念と同様の素晴らしい粘り腰。この後は昨年8着の香港スプリント(12月13日、GI、シャティン、芝1200メートル)を目標に現地で1戦するプランも浮上。「暮れはもっといい状態で出せる自信があるので」とトレーナーは昨年以上の結果を期待する。
ダービー馬ディープスカイが引退した厩舎に再び光を灯すローレルゲレイロのV。「いる馬で前向きに頑張っていこうという気持ちだった。厩舎をずっと引っ張ってきた馬。もうひとつ勲章を与えたい」と昆師。目指すは世界のスプリント王の座だ。(下村静史)
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