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【フェブラリー】アスカノロマンが混戦に断!

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 GIでこそ本領発揮だ! アスカノロマンが’17一発目のビッグタイトルをモノにする。

 昨年のフェブラリーSは7番人気で0秒2差3着。砂に転向して初のマイルで、しかも究極の速さが求められる重馬場のレコード決着で見せ場を作れたのは、GIの厳しい流れが大好きなタイプだからに他ならない。

 それを改めて証明したのが、昨年暮れのチャンピオンズCだ。

 後方待機のサウンドトゥルーが測ったように差し切ったように、レースの前半が速い極端な前傾ラップで、典型的な差し有利。そんななか、先行勢で唯一4角2番手から粘りに粘って、0秒1差3着に踏みとどまった。

 消耗した馬から脱落するサバイバル戦でのしぶとさこそが真骨頂。そう考えれば、瞬発力比べとなった前走・東海Sの8着大敗も、持ち味を発揮できなかった結果と、すんなり受け入れられる。

 昨年と違い待望の良馬場が見込める今年、気配面でも“吉兆”が見られる。これまでは調教で目を引く動きを見せなかった実戦タイプだったが、それがどうだ。この中間は先週8日にCWコース6F82秒4、ラスト1F12秒7と鋭く伸びたのに続き、今週15日も馬なりのままいつになく軽快なフットワークで、やる気をアピールしていた。

 大一番を前にしてのうれしい変化を、釘田助手も手綱越しに実感。「この馬の追い切りは、いつもスピードが出てないように見えるやろ。ストライドが大きいんで仕方ないけど、今回は乗っていてそういう、モサモサしたところがなく、やけに素軽い。感じとしてはこれまでより一段階、高いレベルに持ってこれた。まぁ今回も人気はしてないけど、競馬はしやすいし、それでいい」

 混戦を断つのは叩き上げのファイティングスピリット。大勢逆転のロマンに、GIオープニングの命運を託す。(夕刊フジ)

フェブラリーSの枠順はこちら 調教タイムも掲載

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