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【スプリンターズS】アルティマ軽快デモ!

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【スプリンターズS】アルティマ軽快デモ!

 前哨戦のセントウルSで重賞初制覇したアルティマトゥーレは、美浦Pコースを馬なりで5ハロン67秒7、終い13秒0。普段通りの調教で好気配をキープだ。

 ポツポツと降ったり止んだりする雨の中、アルティマトゥーレが軽快にポリトラックを駆け抜けた。中2週を考慮して軽めの調整だが、記者会見に臨んだ奥平雅調教師は、天気とは正反対の晴れやかな表情だ。

 「ここ何戦か、当該週は気分良く走らせて(5ハロン)66~67秒という追い切りでしたから、まったく同じような指示をしたんです。普段通りの調教を心がけました」

 GIでも変わったことはしない。物足りなさも感じる追い切りは5ハロン67秒7、38秒5-13秒0。単走で馬なりと“静”に徹したが、師の言葉にある通り、ここ一連の出走時と変わりはない。短距離では決定的な2馬身1/2差をつけた前走セントウルS圧勝時のデキを維持している印象だ。

 「年明けには一番下の条件にいた馬で、とても“GIを獲る”とは言えない状況でした。でも、持って生まれた能力でここまで来ましたね」

 トレーナーは感慨深げに快進撃を振り返る。球節の腫れや腰の不安などがたたり、4歳夏までにわずか3戦(2勝)のキャリア。昨秋、奥平雅師の元に転厩してから素質が開花した。500万下条件のスタートとなった年明けからトントン拍子に出世。「かなり激しい気性の持ち主ですが、我々も分かってきました」と心身を把握できたことを躍進の要因に挙げる。GIの大観衆という不安要素はあるが、前走では馬場入り時の精神状態に改善が見られた。力を出せる態勢は整っている。

 「類い希なスピードがあって、体も前走時よりピカピカに輝き出してきました。あとはあの子の足を引っ張らないようにするだけ。それで結果が出れば最高ですね」

 普段通りの仕上げで、いざ頂点へ-。最下級条件から始まったシンデレラストーリーを、アルティマトゥーレが実現させようとしている。(黒田栄一郎)

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