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31日の小倉5R2歳新馬(芝1800メートル)は、浜中俊騎手騎乗の1番人気レトロロック(牡、栗東・角居勝彦厩舎)が中団追走からゴール前で余裕十分に差し切り、デビュー戦を飾った。タイムは1分49秒8(良)。
内から押し出されるようにパイオニアステップが先頭に立ち、テイエムダイバートが2番手。さらにヒトミヲトジテがこれに続いて、断然人気のレトロロックは7番手からのレースとなった。流れは落ち着いたが大きな動きはないまま直線へ。パイオニアステップが逃げ込みを図ったものの、するすると順位を上げていたレトロロックが外に持ち出してグイグイと脚を伸ばす。レトロロックの浜中騎手は軽いゴーサインを出した以外はほとんど追うところがなく、それでも楽々とパイオニアステップをかわしてV。着差は1/2馬身差だったが、明らかにそれ以上の差を感じさせる余裕の勝利だった。2着は2番人気パイオニアステップ。さらに5馬身離れた3着には3番人気のタイセイラビッシュが入っている。
レトロロックは、父ディープインパクト、母サムワントゥラブ、母の父シンボリクリスエスという血統。祖母シンコウラブリイはGIマイルチャンピオンシップの勝ち馬。
浜中騎手は「けいこの動きに素質を感じていました。母は気難しさがありましたが、この馬は落ち着きがあるんです。このままいい方向に成長していってくれれば」と馬に負担をかけずに勝ったデビュー戦を冷静に振り返っていた。
★31日小倉5R「2歳新馬」の着順&払戻金はこちら
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