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24日の京都11Rで行われた第21回平安ステークス(4歳上オープン、GIII、ダート1900メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、幸英明騎手騎乗の12番人気クリノスターオー(牡4歳、栗東・高橋義忠厩舎)が2番手追走から押し切って重賞初制覇を飾った。タイムは1分56秒6(良)。
前走で最下位に敗れた4歳馬が、びっくり仰天の大変身を遂げた。衝撃の重賞初制覇をやってのけたのはクリノスターオー。実績のある京都コースに戻って、まさに見違えるような走りを披露した。
レースはメイショウコロンボがハナを切り、クリノスターオーは2番手からの競馬。人気のナムラビクターは中団のやや後ろで外からレースを進めた。勝負どころでナムラビクターやジェベルムーサが外から進出して、4コーナーでは5頭が雁行状態。その中から、2番手のクリノスターオーが力強い脚どりで抜け出すと、ナムラビクターは伸びを欠いて馬群でもがく。大外から猛然とソロルが追い込んできたが、これを退けてクリノスターオーが押し切り、管理する開業4年目の高橋義忠調教師ともども、重賞初制覇を飾った。1/2馬身差の2着が7番人気のソロル。さらに1馬身1/4差の3着には好位からしぶとく伸びた4番人気のワイルドフラッパーが入っている。
クリノスターオーは、父アドマイヤボス、母マヤノスターライト、母の父ジェイドロバリーという血統。北海道日高町・日西牧場の生産馬で、栗本守氏の所有馬。通算成績は11戦5勝。重賞初勝利。高橋義忠調教師、幸英明騎手ともに平安S初勝利。
幸騎手は「4コーナーの手応えが良かったので、もしかしたら…と思いました。勝っていますが、最後は馬が遊んでいたので、着差以上に走れる馬だと思います。(レース前は)ハナか2番手をイメージしていました。立ち遅れてしまいましたが、きちんと反応してくれて2番手に行けたのでよかったですね。徐々に精神面が成長しているし、これからもっと走れる馬です。どんどん良くなっていくと思うので、大きいところを狙っていきたいですね」と大穴でのVもフロックではないことを強調していた。
★24日京都11R「平安S」の着順・払戻金はこちら
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