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第62回阪神大賞典(23日、阪神11R、GII、4歳上オープン国際(指)、別定、芝・内3000メートル、1着本賞金6200万円=出走9頭)断然の1番人気ゴールドシップが初騎乗の岩田康誠騎手に導かれ、2着の5番人気アドマイヤラクティに3馬身半差をつけて完勝。連覇を達成して復活をアピールするとともに、天皇賞・春(5月4日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権を獲得した。タイム3分6秒6(良)。3着は3番人気バンデだった。
白い馬体が躍動した。ゴールドシップが、今年の初戦をイメージ一新の立ち回りで完勝。単勝1・7倍の支持に応えた岩田騎手は、安堵(あんど)の笑みを見せた。
「追走は楽でしたね。大跳びで本当にパワーがある。GI馬だなと思いましたね。復活してホッとしています」
道中は大方の予想に反して、2番手から競馬を進めた。逃げるバンデを追いかけ、手応えはどこまでも楽。2周目4コーナーを回り切るときには早くも先頭に躍り出た。直線で本格的なゴーサインが出ると後続を引き離し、アドマイヤラクティに3馬身半の差をつけてゴールした。
初騎乗とは思えない好リード。「落ち着いて、うまく誘導してくれました」と須貝調教師は岩田騎手にねぎらいの言葉を送る。この日はプラス10キロの馬体。有馬記念3着後、滋賀県・吉澤ステーブルWESTへリフレッシュ放牧に出された効果が大きく、昨秋とは見違えるようなムードで復帰戦に挑むことができた。
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