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【アーリントンＣ】ミッキーアイルが不動の中心
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阪神開幕週は土曜にも重賞が組まれている。３歳馬によるＧＩＩＩアーリントンＣ（芝１６００メートル）で、ＮＨＫマイルＣ（５月１１日、東京、ＧＩ、芝１６００メートル）に関連する重要な一戦だ。
ミッキーアイル（栗東・音無秀孝厩舎、牡）が不動の中心馬となる。デビュー戦こそ２着に敗れたが、その後は３連勝。京都芝１６００メートルの未勝利戦を２歳日本レコード（１分３２秒３）で逃げ切ると、続く中山マイルのひいらぎ賞は、翌日に同舞台で行われたＧＩ朝日杯フューチュリティＳの勝ちタイムを０秒５も上回る１分３４秒２でＶ。重賞初挑戦となった前走のシンザン記念は、朝日杯ＦＳ３着のウインフルブルームに半馬身差をつけて逃げ切った。今回は他馬より１キロ重い５７キロを背負うが、メンバー中唯一の重賞ウイナーであり、連勝をさらに伸ばすか注目だ。
そのシンザン記念で３着に入り、続くなずな賞を勝って挑戦するのがタガノグランパ（栗東・松田博資厩舎、牡）。過去４戦中３戦で上がり最速をマークしており、末脚勝負なら上位を脅かす存在となりそうだ。経験を積んでレースにも幅が出ており、自在性が武器となる。
米国産馬エイシンブルズアイ（栗東・野中賢二厩舎、牡）はここまで全てマイル戦に出走して３戦２勝。２戦目の千両賞は出遅れが響いて３着だったが、前走の白梅賞は２着に２馬身半差をつけて楽に逃げ切った。非凡なスピードを見せており、センスも抜群。主戦・福永祐一騎手は騎乗停止となったが、クリスチャン・デムーロ騎手を確保しており、重賞でも上位争いが期待できる。
タガノブルグ（栗東・鮫島一歩厩舎、牡）は１４００メートルまでしか経験がなく、距離延長が鍵になるが、前走はオープンのクロッカスＳでアタマ差の２着と力を示した。この距離でも脚をうまくためられれば、持ち前の決め手で好勝負に持ち込めそうだ。
他にも、萩Ｓで３着があるディープインパクト産駒のフェルメッツァ（栗東・松永幹夫厩舎、牡）、マイルのデビュー戦を好時計勝ちしているアドマイヤメテオ（栗東・橋田満厩舎、牡）などのレースぶりも興味深い。
また、出否は未定ながら注目されるのがグランフィデリオ（栗東・森秀行厩舎、牡）だ。前走の船橋競馬で交流戦の未勝利を勝ったばかりだが、最後の直線で一度走るのをやめてしまいながら、再加速して一気に差し切る競馬でファンの度肝を抜いた。出走してくれば大いに話題を呼ぶことになりそうだ。
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