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第77回菊花賞(23日、京都11R、GI、3歳オープン国際(指)、せん馬不可、馬齢、芝・外3000メートル、1着本賞金1億1500万円=出走18頭)里見治オーナー(74)=(株)セガサミーホールディングス会長兼社長=は、JRAの馬主として初出走から24年8カ月目で悲願のGI初制覇となった。「ゴール前は舞い上がってしまって…。この馬でGIを勝てないと、自分の競馬人生はどうなるのか、と思っていましたから」と、興奮を隠しきれない様子。これまで、GIは2013年菊花賞のサトノノブレス、15年ダービーのサトノラーゼン、今年のダービーのサトノダイヤモンドの2着が最高だった。
この日は〔2〕枠にちなんで、黒のスーツで観戦。「今の3歳世代では1、2の馬という自負はありました。これで今後に海外や国内のGI挑戦、将来は優秀な種牡馬になるという大きな夢も広がっていきます」と胸を張った。次走については「私としては、馬が何ともなければ有馬記念に行ってくれたら、と思っています」と笑みを浮かべた。
生産者の吉田勝己氏(67)=ノーザンファーム代表=は「強かったね。距離ももったし、能力は素晴らしい。来年は凱旋門賞に行くと思います」ときっぱり。母のマルペンサは残念ながら今年、死んだ。2歳の妹リナーテ(栗・須貝、父ステイゴールド)は10日の京都で新馬勝ち。1歳にオルフェーヴル産駒の妹がおり、最後の子供となる当歳の全弟は今年のセレクトセールで、里見オーナーが2億8000万円で落札した。 (正木茂)
★23日京都11R「菊花賞」の着順&払戻金はこちら
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