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第30回マイルチャンピオンシップ(17日、京都11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝・外1600メートル、1着本賞金1億円 =出走18頭)天才がまたもや大記録を打ち立てた。日本中央競馬会(JRA)の武豊騎手(44)がマイルチャンピオンシップでトーセンラーに騎乗して1着となり、JRA、地方交流、海外を合わせてGI通算100勝を達成した。1988年の菊花賞での初制覇から25年で前人未到の大台に到達。大記録にもユタカは「もっと増やしていきたい」と、さらなる勝ち星と悲願のフランスGI凱旋門賞制覇の夢を口にした。
薄曇りの空の下、幼いころから慣れ親しんだ京都競馬場で名手が大記録を打ち立てた。武豊騎手がトーセンラーを華麗にゴールに導き、JRA、地方、海外を合わせて、GI通算100勝目を飾った。
「当然チャンスとは思っていたけど、すごく強かった。ゴーサインを出してからの反応が素晴らしかったし、驚くぐらいの末脚でしたね。新馬戦も乗っていたけど、今までのトーセンラーとは違った」
節目の勝利はユタカが主戦を務めた2005年の無敗の3冠馬ディープインパクトの子供で達成。前半は後方のインで脚をため、直線で末脚を爆発させた。コース取りのうまさが、父譲りの切れ味を引き出した。
検量室に戻る際、「ユタカ、おめでとう!」というファンからの声援に、馬上で左腕を掲げて応える。デビュー2年目、1988年の菊花賞(スーパークリーク)でGI初勝利を挙げてから、25年で大台に到達したが、あくまでも貪欲だ。
「素直にうれしい。長年かけて中央だけじゃなく、地方、海外といろいろな場所で勝って積み重ねてきたからね。やっとできましたね。もっと増やしていきたいし、来週(ジャパンC)101勝できるよう頑張ります」
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