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【東スポ杯2歳S】イスラボニータ、圧巻V!
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第18回東京スポーツ杯2歳ステークス(16日、東京11R、GIII、2歳オープン国際(指)、馬齢、芝1800メートル、1着本賞金3200万円 =出走15頭)蛯名正義騎乗の2番人気イスラボニータが、ホッカイドウ競馬所属の4番人気プレイアンドリアルとの叩き合いをクビ差で制し、重賞初勝利を飾った。東京コースは3戦全勝で、タイム1分45秒9(良)は芝1800メートルの2歳日本レコード。単勝1・8倍の断然の1番人気サトノアラジンは5着に終わった。
試金石と位置付けられた一戦を最高の形でクリアした。2番人気イスラボニータが、いちょうSから連勝で重賞初制覇を達成。芝1800メートルのタイム1分45秒9(良)は、昨年の優勝馬コディーノの記録を0秒1更新する2歳日本レコードだ。
「前があいてからでも十分間に合うと思った。まだ行きたがる面はあるが、競馬を覚えているし、素質があることを証明できた」。同レース単独トップとなる4勝目を挙げた蛯名騎手がパートナーを称えた。
スムーズなスタートを切って3~4番手を進み、4コーナーを抜群の手応えで通過。直線に入って前が壁になったが、残り400メートルで内にできたスペースに潜り込むと、先に抜け出したホッカイドウ競馬の大物プレイアンドリアルと一騎打ちになり、クビ差で勝利を飾った。「レコードのおまけまでつくなんてビックリだね。いい馬に巡り合えた」と、2008年クイーンS(ヤマニンメルベイユ)以来の重賞Vとなった栗田博調教師は満面の笑みだ。
この後はリフレッシュ放牧に出て、来年の大舞台に備える。12年ダービー馬ディープブリランテをはじめ、過去の優勝馬にはGI馬がズラリ。名馬への登竜門レースを制したイスラボニータにも明るい未来が広がる。 (板津雄志)
イスラボニータ 父フジキセキ、母イスラコジーン、母の父コジーン。黒鹿毛の牡2歳。美浦・栗田博憲厩舎所属。北海道浦河町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬。馬主は(有)社台レースホース。戦績4戦3勝。獲得賞金は6697万3000円。重賞初勝利。東京スポーツ杯2歳Sは栗田博憲調教師は初勝利。蛯名正義騎手は1999年ジョウテンブレーヴ、2004年スムースバリトン、08年ナカヤマフェスタに次いで4勝目。
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