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(1)競走成績 日本で42戦6勝。重賞はGIII小倉記念1勝のみだが、GI天皇賞・秋、GII日経新春杯、金鯱賞での2着がある。勝ち鞍は芝1800~2500メートルでマーク。晩年はダートにも挑んだが3戦していずれも大敗した。
(2)血統 半兄アサクサデンエン(父Singspiel)が安田記念勝ち馬で、半弟ヴィクトワールピサ(父ネオユニヴァース)は皐月賞、有馬記念、ドバイワールドCの勝ち馬。近親には昨年の2歳女王ローブティサージュもいるように、質が高く活気ある母系と言える。
(3)適性診断 サンデーサイレンス系種牡馬の特色どおり、まずは芝向きと言える。母方がMachiavellian×Bustinoで奥の深さが感じられる配合。ヴィクトワールピサもアサクサデンエンも早い時期から素質を示していたが、より力強さを増したのは古馬になってからだった。じわじわと力をつけて出世していくタイプが出そうだ。
(4)初年度産駒 初年度は67頭の繁殖牝馬が集まった。この中には交流GIIIマリーンCを勝ったファッションショーや、天皇賞・春3着馬ストラタジェムの母ミュンシーなど期待の大きな馬も含まれている。SS系にしては配合しやすい、という血統背景は大きなメリット。産駒の活躍に期待が高まる良血サイアーだ。
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