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9日の阪神11RポラリスS(4歳上オープン、ダート1400メートル)は、浜中俊騎手騎乗の3番人気エアウルフ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)がゴール寸前で差し切り、オープン初勝利を飾った。タイムは1分23秒1(良)。
エーシンジェイワンが快速を飛ばして逃げ、アドバンスウェイが2番手。人気のトウショウカズンはスタートがあまり良くなかったものの、スムーズに追い上げて好位のインを確保する。直線に向くとアドバンスウェイが抜け出すが、好位から中団にいた馬がタイトに密集して追いすがる大混戦。トウショウカズンが馬群を割ってようやく抜け出したところに、外からエアウルフとスティールパスが襲いかかり、3頭がほぼ並んでのフィニッシュとなった。きわどい争いになったが、わずかに先着したのは一番外のエアウルフ。浜中騎手はこの日5勝目をメーン制覇で飾った。ハナ差2着は2番人気のスティールパスで、トウショウカズンはゴール前でかわされクビ差3着に終わっている。
エアウルフは、父フレンチデピュティ、母エアシャキーラ、母の父アフリートという血統。通算成績は27戦6勝となった。
浜中騎手は「行かせると止まってしまうので、きょうはタメて運びました。ただ、3コーナーで曲がり切れない馬がいて接触する不利がありました。それを思えば、最後までよくしのいでくれましたね」とアクシデントを克服した愛馬をねぎらっていた。
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