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9日の阪神9Rゆきやなぎ賞(3歳500万下、芝2400メートル)は、酒井学騎手騎乗の4番人気トウシンモンステラ(牡、栗東・村山明厩舎)が直線外から一気に差し切ってV。新馬戦以来の2勝目でオープン入りを決めた。タイムは2分27秒5(良)。
気合をつけて関東馬コスモアリュールが先手を奪い、平均ペースの逃げ。ハマノグレード、ブレークビーツが好位につけ、人気のジャングルパサーは中団のやや後ろを追走する。目立った動きのないまま直線に向くが、先行馬がバッタリと止まり、最後は差し脚比べの展開。後方追走から大外を回したトウシンモンステラが、同じく外から伸びてきたアドマイヤスピカとの叩き合いから抜け出し、見事に差し切り勝ちを決めた。1馬身3/4差の2着が2番人気アドマイヤスピカで、クビ差3着には馬群から伸びた12番人気の伏兵ポセイドンバローズが入っている。
トウシンモンステラは、父キングカメハメハ、母ピンクパピヨン、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績は5戦2勝となった。
酒井騎手は「2番手にいくつもりが進んでいかなくて、あの位置からになってしまいました。左右からプレッシャーを受けて厳しい競馬でしたが、脚をためれたぶん、最後もしっかりと伸びてくれました」と冷静に勝因を分析していた。今後はひと息入れて、青葉賞(4月27日、東京、GII、芝2400メートル)に向かうプランが描かれている。
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