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第22回アーリントンC(23日、阪神11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金3700万円=出走10頭)1番人気でウィリアム・ビュイック騎乗のコパノリチャードが、2番手追走から直線で抜け出し、重賞初制覇を飾った。タイム1分34秒8(良)。今後は皐月賞(4月14日、中山、GI、芝2000メートル)に向かう。2着は1馬身1/2差で2番人気カオスモス。3着には4番人気レッドアリオンが入った。
快速馬が皐月賞戦線に名乗りを上げた。コパノリチャードだ。持ち前のスピードを生かして重賞初V。手綱を取ったウィリアム・ビュイック騎手は笑顔でパートナーをたたえた。
「初めて乗った前走(白梅賞)で楽勝したとき『重賞を勝てる』と思い、その通りになった。トップに立てる馬だ」
道中は行きたがり、鞍上になだめられながら2番手を追走。抑えきれない手応えで直線の入り口で先頭に立つと、2着カオスモスに1馬身1/2差をつけて押し切った。
これで4戦3勝。距離が2ハロン延びるクラシック第1弾・皐月賞に向け、厩舎で調整を進める。
オーナーはサンケイスポーツの土曜付コラム「競馬開運学」でおなじみのDr.コパこと小林祥晃氏で、阪神競馬場で観戦。「うれしいですよ。馬主を10年やって初めてクラシックに出られるね」と興奮気味だった。宮徹調教師も「距離の限界はやってみないと分からないが、走らせる価値は十分ある」と力を込める。
春競馬の開幕週で見せた完勝劇。まだ底を見せていないコパノリチャードの存在感がグンと増してきた。 (川端亮平)
◆内田博幸騎手(カオスモス2着)「好位でしっかり折り合って、最後も伸びている。1着馬とは展開次第で逆転は可能」
◆福永祐一騎手(レッドアリオン3着)「状態はすごく良かった。道中もタメがきいてスムーズにいったが、前2頭は強かった」
コパノリチャード 父ダイワメジャー、母ヒガシリンクス、母の父トニービン。黒鹿毛の牡3歳。栗東・宮徹厩舎所属。北海道日高町のヤナガワ牧場の生産馬で、馬主は小林祥晃氏。戦績4戦3勝。獲得賞金は5818万円。重賞初勝利。アーリントンCは宮徹調教師、ウィリアム・ビュイック騎手ともに初勝利。
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2024年4月25日(木) 12:00
ウマニティ
ウマニティ編集部
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