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◆鍵握るスタート〔8〕イジゲン
2戦2勝の“ホームコース”東京で巻き返しを期す(8)イジゲンは、美浦坂路を2本登坂。そのうち2本目は4ハロン64秒5、1ハロン15秒6だった。脚さばきは軽く、推進力十分の走りだ。橋本調教助手が「動ける状態にある。あとは練習通りにゲートを出てくれれば」という通り、連日特訓してきた成果を実戦で発揮するだけ。潜在能力はGI級で、スタートさえ互角なら結果はついてくるはずだ。
◆「体が絞れれば」〔10〕ワンダーアキュート
昨年3着の(10)ワンダーアキュートは東京競馬場へ到着すると、馬房でゴロンと寝転がってリラックスムード。並床調教助手は「秋から5戦目でレース間隔が詰まっているけど、こういう状況でも走ってくれる馬。休養明けで勝ったJBCクラシックのように体が絞れてくれれば」と話した。
◆前走Vの勢いで〔2〕グレープブランデー
(2)グレープブランデーは、前走の東海Sで3歳時のジャパンダートダービー以来、1年半ぶりの重賞Vを飾り、勢いはメンバー中最上位といっていい。児玉調教厩務員は「前走からグッと良くなってきたし、今回もその状態をキープしている。久しぶりのマイルだけど、スタートを決めて流れに乗れれば大丈夫だと思う」と話し、その表情に不安は感じられない。
◆状態文句なし〔4〕ナムラタイタン
東海S2着の(4)ナムラタイタンは、長距離輸送の後でも馬房で落ち着いた表情を見せていた。高沢調教助手は「コンスタントに使っているけど、文句なしの状態。東京のマイルはベストだし、偶数枠もいい。スタートが決まれば、チャンスは十分にある」と指摘。一昨年の武蔵野Sを含め3勝を挙げている得意の舞台で、一発を期待している。
◆〔6〕エスポワールシチー復調ムード!
GI7勝で実績最上位の(6)エスポワールシチーが復調ムードだ。森崎調教助手は「前走は良くも悪くもない状態だったが、3週前から動きが変わってきた。思った以上にいいデキになった」と笑顔を見せる。JCダートは折り合いを欠いて10着。東京大賞典もスタートでつまずいて5着と消化不良に終わったが、「逃げ宣言している馬(タイセイレジェンド)が内にいるし、競馬がしやすい。左回りのマイルはベストだし、世代交代はさせたくない」と愛馬の復活Vを願う。
◆〔7〕ガンジス輸送スムーズ
関西馬で一番早く栗東を出た(7)ガンジスは、正午すぎに東京競馬場に到着。約6時間とスムーズに輸送をクリアした。東京は6度目。どの競馬場よりも慣れており、馬運車を降りる姿も堂々としたものだった。貝澤厩務員は「東名高速で来て雪の影響はなかった。デキは前回よりすごくいい。まだ伸びしろを残す状況だけど、以前よりだいぶ良くなった。マイルも長いとは思わないし、楽しみ」と現在の充実ぶりをアピールした。
◆〔15〕ガルボ中1週もOK
ダートGIに電撃参戦する(15)ガルボは、美浦坂路を4ハロン71秒2、同66秒8と軽めに2本。引きあげてきた菊地基調教助手は、馬上から笑顔で右手の親指を立て“いいよ”のサインを出した。「冬場に強い馬だし、中1週でも問題ない」。毛ヅヤが良く馬体はシャープで、気合もほどよく乗っており、ダート初挑戦でのGI奪取に挑む。
◆落ち着き十分〔16〕シルクフォーチュン
昨年2着の雪辱を期す(16)シルクフォーチュンの長厩務員は「(東京競馬場への)輸送は順調。車に乗っている時は問題ないが、こっちに着いてから寂しがる馬やからなあ」と話したが、「中2週でテンションが高かった昨年とは違って落ち着いている。デキはええよ」と状態に太鼓判。「年齢(7歳)的にもラストチャンス。なんとかひとつタイトルを取らせたい」と力を込めた。
17日東京11R・フェブラリーSの出馬表(三原の予想印あり)★PCはこちら★スマホはこちら
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